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  1. 小松市議会 2019-12-10
    令和元年第5回定例会(第4日目)  本文 開催日: 2019-12-10


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午前 9時30分    ◎開議の宣告 ◯議長(出戸清克君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 2 ◯議長(出戸清克君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案に対する質疑並びに市政     一般質問 3 ◯議長(出戸清克君) 日程第1、市長提出議案第65号 令和元年度小松市一般会計補正予算(第3号)外10件を一括して議題といたします。  これより提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  なお、本日は一問一答方式での質疑・質問でございます。質疑者並びに答弁者はしっかりと挙手の上、議長の指名の後、発言を行ってください。
     ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 村 範 明 君 4 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。    〔8番 吉村範明君登壇〕 5 ◯8番(吉村範明君) おはようございます。  令和元年第5回12月定例会質疑・質問3日目、自民党こまつ、吉村が一問一答方式でのトップバッターとして、通告に従い今回提出されております市制80周年に向けた質問をさせていただきますので、明快な御答弁をお願いいたしたいと思います。  来年の2020年12月1日に市制80周年を迎えるに当たり、市長から今回、予算内示会や議案説明の中でさまざまな提案がございました。まずは、これまで過去に行われてきた周年の記念事業についてお聞きをしてまいりたいと思います。  今回、80周年でありますが、過去の周年事業はどのような内容のものが行われたのかお教えいただきたいと思います。 6 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。    〔総合政策部長 吉田和広君登壇〕 7 ◯総合政策部長(吉田和広君) おはようございます。  これまでの市制周年記念事業といたしましては、1990年の50周年では、小松城園遊会、木場潟の水と光と音の祭典ほか、ワンダーウオーキング、公会堂の壁画制作などを行っております。また、50年後の思いを込めたタイムカプセルなどを実施いたしました。  2000年の60周年では、姉妹都市、友好交流都市の集い、憩いの森万葉ウオーキング全国男女共同参画宣言都市サミットなどを行っております。  2010年の70周年では、小松の歴史や文化を感じ先人に感謝する芦城公園園遊会、全国の参加者に木場潟と白山の雄大な景色をアピールした白山眺望ツーデーウオークなどを行いました。また、70周年を記念いたしましてイメージキャラクターカブッキーが誕生し、市民に親しまれるとともに小松市の魅力を全国に発信しております。さらに、6次産業推進の拠点となります道の駅の整備でありますとか、古代の歴史の体験学習機能を持ちます埋蔵文化財センターも開館しております。  70周年は2015年の北陸新幹線金沢開業を見据え、温故知新を合い言葉に、地域の資源やお宝を再認識、活用し、まちのイメージアップや名所・名物づくりを進め、まちづくりの方向性を示す10年ビジョンの策定につながっております。  以上です。 8 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 9 ◯8番(吉村範明君) 50周年には園遊会や木場潟での事業、そして60周年にはさまざまな交流事業やサミット、そして70周年にはカブッキーが誕生したということと、道の駅が整備されたということでありますが、実は私も過去に青年会議所というところにおりました。そのとき、多くの皆さんに知恵をいただいて、そのときに自分たちがプランナーになったらどうかというような事業をさせていただきました。そのときに実は、道の駅構想、ジェラート構想というものがありまして、それを実は当時の市長さん、西村市長だったと思いますけれども御提案差し上げたのが実現になったのかなというふうに思っておりますが、どうかわかりませんが、そこで首かしげていられる市長もおられますけれども、提案をさせていただいたというのが実はあります。それがかなっていたのであれば、大変うれしいなというふうに思っておりますが。  次に、市民参加・参画型の事業というものがどのようなものがあったのかお教えいただければと思います。 10 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 11 ◯総合政策部長(吉田和広君) 記念事業は、いずれも市民の皆さんの協力と参加により行われております。  70周年では、約80件の市民の皆さんが企画した市民協賛事業とともに盛り上がることができました。松尾芭蕉が食したと言われる小松うどんでありますとか、北陸一の生産量を誇るトマトなど、名産品の全国デビューにも取り組み、多くの方々のアイデアで、今ではレシピや商品などが次々と生まれております。  また、記念事業を契機に、ふるさととともにつくり上げる共創(Co-Creation)の力が育まれ、さらにふるさとを未来へつなぐPASS THE BATONの考えが広がり、その思いと行動がまちづくりに実践されているものと考えております。 12 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 13 ◯8番(吉村範明君) 80団体もの協賛事業を行って、共創社会をつくり上げられたということであります。  50周年で先ほど木場潟の話がありました。私も聞いたところ、木場潟で当時、仮装して、何かいかだレースをやったということが残っているそうでありますけれども、私もちょっと詳しく存じ上げてないんですが、そういうことも市民の方々から聞かされておりました。当時、相当盛り上がったのではないかと推察いたすところでありますけれども、やはり市民が皆さんこぞって80周年やそういった周年を祝うというのは、本当に本市にとってこれから利益になるものではないかなというふうに思います。  次に、今では当たり前のように続いている曳山の八基曳揃えがありますけれども、これは市民の提案型と言われていまして、明日の小松をデザインする会という市民団体が企画した事業であると聞いております。当時の若いメンバーがこの地に歴史ある曳山を一堂に集めて、その勇壮な曳山を見てもらおうと周年事業とあわせて考えられたとのことであります。  そこでお聞きをしてまいりたいと思いますが、本市が行った周年事業で、現在も続いている事業というものはあるのでしょうかお聞かせください。 14 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 15 ◯総合政策部長(吉田和広君) ほぼ全ての事業が継続しており、さらに年々、充実したものになっております。  名所をめぐりながら健康づくりができるウオーキング大会でありますとか、多様な文化があふれる国際交流イベントスモールワールドなど、小松ならではのよさを生かしたさまざまな取り組みが現在も継続されております。  70周年を幾にデビューし、来年10回目の誕生日を迎えるカブッキーは、今では幅広い世代から愛される小松自慢のキャラクターとなっております。  特に70周年で展開してきました政策をベースに、小松の魅力と強みを「歌舞伎のまち」「科学とひとづくり」「乗りもののまち」「環境王国こまつ」の4つのテーマに分類、それぞれのテーマを生かしたまちづくりを進め続けるとともに、新たに日本遺産となった「珠玉と石の文化」や「水郷のまち」もプラスして地域のブランド力を高めるなどレベルアップにもつながっております。 16 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 17 ◯8番(吉村範明君) ウオーキングスモールワールドといったイベントが続いているということで、またカブッキーも10年続いているということであります。今回、新しいキャラクターも何かふえるということでありますけれども、その辺は今のところは触れずにおきたいと思います。  次に、今回、6月議会同様、予算決算の総括質疑が行われなくなりましたのでこの場でお聞きをさせていただきたいと思っておりますが、市制80周年の準備費として今回上程されております文書広報費100万円、これについての用途をお聞かせいただければと思います。 18 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 19 ◯総合政策部長(吉田和広君) 文書広報費100万円についてですけれども、80周年記念の政策、企画の一覧や市民協賛事業などを取りまとめしますリーフレットを制作いたします。市民みんなで80周年をお祝いできるよう、広報こまつ4月号とあわせて全世帯に配布いたします。今後、80周年の内容がよりよいものになるように決めていく中で、その内容をリーフレットに柔軟に織り込みながら制作していきます。  また、ことし4月に包括連携協定を締結いたしました日本大学芸術学部と連携いたしまして、80周年記念のプロモーションの動画の制作も予定しております。 20 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 21 ◯8番(吉村範明君) 企画のリーフレット、80周年のリーフレットだと思いますけれども、あとはDVDということでありますけれども、先ほど柔軟に対応ということでありましたが、実際、4月に発行されるという中で、これから今からつくり上げる、次の予算にも絡んでくると思うんですが、実際内容がかなり異なってくるというか、大枠は変わらないんだと思いますけれども、追加の部分とかやっぱりあると思うんです。それやと今後、当初予算に向けて、また新たに予算づけをされる方向でよろしいか、そこだけ確認させてください。 22 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 23 ◯総合政策部長(吉田和広君) リーフレットの作成につきましては、4月号広報配布ということなんで、今議会の予算案に提出しております100万円で作成する予定でございます。 24 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 25 ◯8番(吉村範明君) 4月でありますので、今、市長から御提案いただいた予算内示会の資料を見ますと、プロローグという序章という形で御提案をされております。12月補正。でありますので、この部分に関してやはり今後、私の質問でもいろいろと御提案を申し上げますけれども、そういった中でボリュームがふえたときには柔軟な対応をぜひともお願いしたいなと思います。ぎりぎりまで練りに練って、その予算消化をしてもらえればというふうに思います。  それでは、この質問を終わらせていただいて、次に企画費の100万円について、同じくその用途についてお聞かせをいただければと思います。 26 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 27 ◯総合政策部長(吉田和広君) 企画費100万円についてでございます。  2020年に政策、企画をよりよいものになるよう内容や周知活動の計画、準備を進めており、このたび株式会社サンリオ所属のデザイナーが本市出身である御縁から、人気キャラクターポムポムプリンともコラボレーションすることが決まりました。そこで、ポムポムプリンを活用した80周年記念デザインロゴマーク記念グッズの制作費、サンリオとの調整経費などに充てていきます。  ロゴマーク事業ポスターやチラシなどに活用し、記念グッズは催しでの配布などを予定しており、80周年を周知し、訪れる市内外の皆さんに親しんでいただきたいと考えております。 28 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 29 ◯8番(吉村範明君) わかりました。  私のこの資料を見ますと、12月補正での準備費で50万円がお茶会のほうに入っておりまして、あとはポムポムプリンのほうなのかなと思いましたが、さまざまな形でまた今後、私も御提案を申し上げたいというふうに思いますし、市民の方々、そして各種団体の方々から記念事業の提案もあるかと思いますので、柔軟な対応をお願いしたいと思います。  また、本来なら予算に関して予算決算常任委員会でさまざまな事柄について詳しくお聞きをしたかったと思います。今のことに関してでも、ここにある50万円の準備費とポムポムプリンが50万円なのかどうかということも、時間の関係上お聞きすることかないません。またあわせて、今回、市長からの御答弁もいただけるということでありますので、たっぷりと後半に時間を残したいという思いから、深掘りしてお聞きすることがかないません。  金曜日の代表質問での川崎議員からの発言がありましたが、議員としての調査権を今後与えてもらえるような運営をお願いしたいと思います。  また今回、総括質疑がないということで、若干分割付託的な内容になってしまうのかなというふうに思いますので、各分科会の皆さんはしっかりと吟味をいただいて、また委員会に臨んでいただければなというふうに思います。  続きまして、今回、12月補正で記念事業が幾つか提案をされておりますが、その内容をお教えいただきたいと思います。 30 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 31 ◯総合政策部長(吉田和広君) 来年の1月から3月をプロローグといたしまして、すばらしい1年の幕あけとし、4月のオープニングにつなげていきたいと考えております。  中でも来年5月に13代目市川團十郎白猿襲名を控える市川海老蔵丈の2月8日、9日に開催される小松特別公演、市川宗家を中心とする歌舞伎関連常設展示コーナー芸術劇場うららへの設置に向けての準備を進めます。  そして、4月19日に予定しています80周年オープニングセレモニー前田利常公の小松入城380年記念の献茶式と茶会の準備を進めます。  また、補正予算以外にも来年2月に誕生10年を迎えるカブッキー誕生パレードでのポムポムプリンとの共演、2月15日の青少年健全育成大会での東京海洋大学名誉博士のさかなクンによる講演、2月22日の小松の未来を考えるSDGs未来都市シンポジウムなど、80周年をスタートさせていきます。 32 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 33 ◯8番(吉村範明君) 市川海老蔵さんが小松の地にまたお越しいただけるということは本当にありがたいことでありますし、今後とも成松会の皆様とともども、またこういう機会をぜひともふやしていただければ、小松の市民皆さんも大喜びになられるのかなというふうに思いますし、市のみならず県下、県内の方々も大変興味を持ってこられるのかなというふうに期待をしたいと思います。  そんな中、この現時点で主な、主となる記念事業というのはどの事業になるのかお聞かせをいただきたいなと思いますがいかがでしょうか。 34 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 35 ◯総合政策部長(吉田和広君) 主な記念事業です。皆さんでのSayハローワンダフルこまつのかけ声のもと、世界に視野を広げ、人を育て、夢やレガシーとなる政策や催しを現在企画しているところでございます。  4月、オープニングセレモニー利常公献茶会及び記念茶会。6月、東京オリパラ記念モニュメントの披露、聖火リレー記念イベント。8月、サイエンスヒルズこま夏休み特別企画。10月、どんどんまつり利常公入城380年行列。12月、市制80周年記念式典など計画していますが、さらに80周年を記念した政策、企画を検討しております。 36 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 37 ◯8番(吉村範明君) 今御紹介いただいたその内容でありますけれども、市民参加・参画型の事業というのはこれに組み込まれることがあるのかないのかお聞かせをいただきたいと思います。 38 ◯議長(出戸清克君) 総合政策部長、吉田和広君。 39 ◯総合政策部長(吉田和広君) いずれの事業もこれまで培ってきた市民の皆様方や団体など多くの方の協力や参加だけでなく、70周年以降さらに広がってきた県内外の企業や大学、専門機関など、多様で強力なまちづくりパートナーとともに推進していきます。  これからの時代、一層必要である共創の力を80周年のこの機会に大いに発揮し、次のまちづくりにつなげていきます。  また、80周年の機会にあわせ、市民の皆様や団体の皆さんが行う自主的な活動を市民協賛事業に位置づけ、12月より募集を始めており、皆様ととともに盛り上がりをさらに高めてまいります。 40 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 41 ◯8番(吉村範明君) 先ほどお茶会のほうもイベントということで御紹介もいただきましたし、今後、今の御発言の中にもありましたけれども市民参加型、また参画型でやられるのかなというふうに思いますが、実は私ごとで恐縮なんですけれども、昔、加賀白山おったからまつりというものをやっておりまして、それの企画を実はやっていました。そのとき、四温泉を回る祭りでありまして、その地域の伝統芸能や食、そういったものをお宝になぞらえて、地域のお宝を発見しようというような事業だったんですけれども、その際、芭蕉の館という山中にあるんですが、そこで実はお茶会を開きました。そのときに、石川県の菓子工業組合青年部のみこまつ支部の皆さんに実はお願いをして、祭りの開催を記念して上生菓子、要はお茶のお菓子ですね。それを創作いただいて、その場で上生菓子をつくっていただいて来場者に堪能していただきました。大変好評でありまして、こういうつくり方をするんだというところも目の前で、目の当たりにしていただいたことや、それを食べる食感、そしてその味を感動していただいたことが今でも思い出されます。  今回も同様に、せっかくの80周年でありますので、記念した上生菓子を青年部の皆さんに創作をしていただいて来場者に食してもらうのはいかがでしょうか。  また、この資料を見ますと、今後、皆さんの夢や希望にということで、資料を見ますと音楽賞と科学賞というものも設けられるとお聞きしております。例えば、その音楽賞を受賞した方に80周年のウエルカムソングなどをつくってもらうとか、そういったことも市民参画型で盛り上げていったら、この80周年、もっともっと市民の方々とともに祝えるのかなというふうに思います。このことをまずは御提案を申し上げたいなというふうに思います。  答弁は、もし答えれることがあればお答えいただきたいと思いますし、最後に、初めの項目でいただきました今日まで続いている事業があるということでありますけれども、やはり今回の80周年の事業も一過性の事業でなくて、記憶に残り、そして未来永劫続いていく周年にすべきと私は考えます。  そこでお聞きをしてまいりますが、今回の周年事業にこの地域の歴史を振り返るような記念事業を計画しているのかお答えをいただきたいと思いますが、先ほど私が御提案した内容にもし答弁がないようであれば、おかわりいただければと思います。  もう一度言います。  今回は80周年は一過性の事業ではなくて記憶に残る、未来永劫続いていく周年事業にすべきと私は考えます。  そこでお聞きをしてまいりますが、今回の周年事業にはこの地域の歴史を振り返るような記念事業は計画されているのかお答えいただきたいと思います。 42 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 43 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。  いつも元気で声も大きくて。  2年半前ですか、那谷寺さん1300年、これも歴史を振り返って、そして何よりも一度、大変、お寺自身が大変傷んだものを、前田利常公が直されたんですね。これはやはりすごいことだというふうに思います。平泉の中尊寺もそうでありまして、伊達政宗公が直されたということ。これが今、日本遺産になったり、そして今は秋のシーズン、那谷寺さんもいっぱいだと。もみじを植えられたのが戦後というふうに聞いておりますけれども、今、また桜を植えられている。  そういう意味で、いわゆる続くということですよね。桜は花は年に一回しか開きませんけれども、そういった思いを次の人につないでいくというのが、私ども常に言っている未来へつなごうふるさとのという言葉でPASS THE BATONと言っておりますけれども、この80周年、周年だから一過性だとかこうおっしゃっていますが、芦城公園での園遊会とかこれは周年記念ですから10年に一回。でも、それ以外のものについては、名前とか形が広がりつつあっても、ずっと続いているということ。これは議員もよくおわかりだろうと思います。  歴史を振り返る記念事業はあるかということですが、九谷焼を今、新たなKUTANismという格好でことしからやらせていただいて、これを5年計画で県の協力もいただきながらやっております。  この2020年だけ、1年だけに的を絞るんではなくて、やはりing、継続をしていくということをどう考えていくかだろうと思います。  石の文化も認定されまして4年たちます。北前船も2年になります。これもずっと続いていくものでありますし、何よりも子供歌舞伎250年の周年もこれも皆様方とともに4年間かけて祝いをさせていただいた。そして、今また新たないろんな課題はありますが、次の時代にどうつないでいくかということを、この周年記念にもう一度立ち返って、やはりこういったものをつないでいくのは人です。我々行政と議員の皆さんだけではなくて、全員参加でもちろんやる。そういった気持ちをぜひ感じ取っていただきたいなというふうに思います。  利常公が入城されて来年は380年ということでありますし、それから裏千家のお茶の世界、これも小松城がルーツでありまして、ほぼ大体同じ時期だろうというふうに想定をしております。  そういったことも含めまして、来年は遊泉寺銅山、小松製作所の創業者でいらっしゃる竹内明太郎様がお生まれになって160年とか、いろんな節目をくっつけますとたくさんございます。でも、そこにそういった昔の人たちが大変努力されたことを思いをいたして、そしてさまざまな事業を展開をしていくと。そして、それは未来永劫続くように、いろんな仕掛けをしていかなきゃいけないんだと思います。  あわせて、あと3年後には加賀の立国1200年。その中で加賀の立国、小松と能美のちょうど境界線のところには日本でも大変、最大級までいきませんけれども、天皇陵というのはないんですけれども、たくさんの古墳がございます。これもすごいことでありまして、古墳があるということは、そこに有力な豪族がいて、人がたくさんいたと。もちろん人がたくさんいらっしゃれば産業もあったんだろうと思います。お寺もたくさんありました。そこに国府ができたということを、こういう歴史をたどっていくと、まちづくりのやり方というのはどういうふうにしていくんだということがまたわかるんだと思います。そんなことを、もちろん今のシニアも、若者も、そして次の子供たちにも教えてあげるということが大変大事だろうと思います。  また、来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックです。スポーツのパワーということをテーマにしたオリンピック・パラリンピックの誘致でありました。まさに、ことしのラグビーもそうでありますが、ハンドボールもそうですし、今、バスケットボールも行われています。いろいろ行われておりますけれども、スポーツのパワーというものを感じ取っていく。これを大きくスポーツをさらに高め、同時にパラリンピックですね。障害を持たれている方、また高齢の方も、いや、若いころのようにはなかなか体動かんけれども、同じようなスポーツをやりたいということで、いろんなニュースポーツ、ゆるスポーツというものも今どんどん展開しております。  そういうことをお話をまずさせていただきたいと思います。 44 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 45 ◯8番(吉村範明君) 本当に市長が今言われたことは私も賛同したいなというふうに思います。
     先ほども御紹介をいただきました那谷の御柱立柱祭のときには市長も御来場いただいて見ていただいた、本当にありがたいなというふうに思っています。あれも新たに、昔あったやつを今のバージョンに、多分こういうふうに行われたんだろうということを想定しながら御柱を立柱したわけであります。  今回の市長もいろいろとそれをそういう形で、やはりこの歴史ある小松を高めたいという思いは私と一緒だと思います。  それで、本市では全国植樹祭を記念して市長が肝入りで緑の少年団を全部の小学校に配置をされてくれました。本当に多くの団が結成されて、子供たちも本当に出る機会もふえたのかなというふうに思いますし、緑を大切にする優しさというものが育まれたのかなというふうに思います。  そこで、これも御提案なんですが、実際本当に我々那谷の那谷寺が行った立柱祭のように、例えば大杉の大きな杉を切って、それを例えば今の木遣り歌も再構築されましたから、それを本来なら大杉から木場潟まで引っ張ってくればいいんだろうけれどもそれは無理だとしたら、緑の少年団を交えて木場潟を1周、丸太を引っ張って、木遣りで引っ張って、最後、どぼーんと木場の湖の中に入れて、これが木場の発祥だというような形で、教育にもつながるようなイベントをしていただければ、すごく心にも残るし記憶にも残るし、こういうことだったんだということにもなるのかなというふうに思います。  そんな事業をしてはどうかということと、またあわせて、やはり水辺の、今、市長がかなり水質改善をしていただいておりますし、いろんな企業さんが水質改善をしていただいてくれています。その丸太を水辺に浮かべて、例えば丸太乗り競争なんかをして、その競争した後、その丸太を浮かべて、例えば今、企業さんがつくっていただいております水質改善のグリーンビズでしたっけ、あれなんかの浮き島をみんなでつくるような事業、そんなことはやったらおもしろいのかなというふうに思っておるんですが、また市長のほうでお考えをいただいたらいいなと思いますが、その辺に対しての御答弁はいただけるようであればお願いしたいなと思います。 46 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 47 ◯市長(和田愼司君) たくさんいろんなアイデアをお持ちでいらっしゃいます。アイデアは実現してこそでありますので、昔、おったからまつりですか、それをされた。私も記憶残っております。  70周年のときも、今、募集をしておりますけれども80周年の冠をつけた市民のいろんな事業、大会ですね。前回のとき80か90あったと思います。今回はもっとふえると思います。今、議員が言われたいろんなことも、ぜひこの80周年の冠をつけさせていただきますので、そういったものは一覧表にまとめリーフレットにするということで今12月号で募集をさせていただいております。丸太乗りもいかだレースも、ぜひいろんな団体と企画されてみたらいかがでしょうかね。  その中で今、木遣り歌の話がございました。「加賀献木木遣り歌」。ことしの春に実際に大杉のほうで木を切り出して、私も引っ張らさせていただきました。多くの市民、それから子供たちも七、八十人いたと思います。みんなで引っ張って、そして「献木木遣り歌」を歌って、昔の京都の御本山まで持っていくことの大変しんどさ、そしてまた神々しさみたいなことをみんなで感じたわけです。多分、今それを主催されているのは民謡山本会でいらっしゃいますけれども、毎年やりいたなとこうおっしゃっていましたので、きっと来年もやってくれるんじゃないでしょうか。  そういった気軽にいろんな事業を展開していただく、また歴史を振り返っていただくということで、昨年からこまつ100クラブというのをつくりまして、100以上でもいいんですけれども、市民が気楽にということで、上限5万円を限度にいたしましていろんな資金的な援助をする。また、いろいろノウハウが必要であれば、またそういった方々を紹介するというのを進めておりまして、これでもう既に80ぐらいは生まれております。80周年の今回の周年を記念いたしまして、もっとふえてくるんだろうと思います。  そこにはシニアを中心としていろんなノウハウをまた次の世代に伝える。子供たちも、そこにまた外国の方も入っていただく。そこが私はこの80周年だから、2020年東京オリパラだからというかけ声をみんなで言おうということで、Sayハロー!と名づけさせていただきました。 48 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 49 ◯8番(吉村範明君) いいですね。そこなんですよね。僕もそこを思っとったんですよ。  やはりこれがきっかけでオリパラで各国の合宿の方々がおいでとるので、ぜひともこの地域のよさをやっぱり知っていただきたいなと思います。そして、いろんな形でこの地域のあるものを食したり、ましてや着たり、そういった文化に触れ合うような機会をぜひともつくってあげれれば記憶にも残るのかなと思いますし、前にワールドカップでしたっけ、ナイジェリアの国が……。ナイジェリアじゃなかったですか。カメルーンですね。済みません。中津江村、カメルーンでした。済みません。中津江村なんかでもやっぱり今でも交流があるといいますから、そういった今、ニュージーランドであったりブラジルであったりさまざまな国がこちらのほうに来られて合宿をしていただいておるので、ぜひともそういった機会をまたつくってあげていただきたいなと思いますし、先ほど市民協賛の事業ということで募集をされておりますが、例えば先ほどオリパラのこともありましたけれども、そういった競技団体にも声をかけていろんな事業を提案してもらったらいかがかなと思います。  我々野球協会としても、4月に何かイベントできないかなと思って、今、事業構築をしている最中でありますけれども、市の御協力いただければまたそれも構築できるのかなというふうに思いますし、各種団体が一年中通じて、あそこでも、ここでも、どこでも何かスポーツが毎月やっているとか、2カ月に一回やっているとかということになれば、かなりおもしろいのかなというふうに思いますが、その辺のところも踏まえて、また市のほうでリードしていただければなというふうに思います。  ただ、かなり予算の面でも、やはりボランティアということになりますといろいろお金がかかる。もともと持っている団体のみならず、なかなか厳しい団体ではやりたくてもやれない。そして、こんなに楽しい企画があるのにお金ないからできないというところが多分あるかもしれません。また、そんなときは、ぜひともこの協賛事業とあわせてオリパラに絡めたそういった団体も含めて、予算措置も含めて事業支援を行っていただきたいと思っております。 50 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 51 ◯市長(和田愼司君) ベースボールクリスマスをやりまして、あれも子供たち、本当に超一流のプロ選手にいろいろ教えてもらって、これがまた小松の少年野球だとか高校野球のやはり発展につながっているんだろうと思います。  また、商工会議所では野球ですと高校野球の強豪チームをこれで2年、2回行われました。3回目も続けるとおっしゃっています。これは商工会議所の高校野球はほとんど寄附で成り立っていまして、そういう意味ではいろんな人たちに賛同を得るような企画をやっていただければよろしいんじゃないかなと思います。  もちろん行政も、税金でございますので、大切な使い方もさせていただきたいなと思います。  東京オリンピック・パラリンピックございます。これはもう既にお話をしておりますけれども記念モニュメントをつくろうということでありまして、もう既に小学生、それからシニアの皆さん方にタイルで色を塗っていただいて、また文字も書いていただいたりしています。2,020人の共作でできる記念モニュメント、これも九谷焼という一つのテーマと、それから共創で2,020人でつくる2020年の東京オリパラを記念してのモニュメントでありますので、末永くこれも伝えていけるようにぜひしていきたいなと思っております。 52 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 53 ◯8番(吉村範明君) おっしゃるとおりだと思います。本当にこれからそういった方々の取り組み、そして寄附ということでもありますけれども、なかなかこの昨今、寄附を集めるということになるとなかなか難しい面もありますので、またそういったときには御紹介をいただいて、ここの企業に行くとどうやとか、またそんな情報もあれば行けるところもあるのかなというふうに思いますので、また御支援のほうをお願いしたいと思います。  結びの質問になりますが、せっかくの周年でありますので、先ほども申し上げましたが、今後、一過性の事業になってほしくはないので、私は経済に結びつけたオンリーワンな小松ならではの事業を構築すべきだと考えますが、市長はどのようにお考えでしょうかお聞かせください。 54 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 55 ◯市長(和田愼司君) にぎわいも大事です。それから、歴史をたどって先人の人に感謝をし、その気持ちを次の未来につないでいくということも大事であります。にぎわいイコール経済というふうに言えるのか、またこれはインバウンドもさらにふえてくるということですよね。それから、6次産業もそうであります。そういう意味では、いろんな事業が経済に結びついているということは間違いないわけです。  多くの全国から来ていただくようなものを企画すれば、その分またツーリズムとして、またいろんな意味での経済的なメリットがあるんだろうと思います。  ここで一言申し上げたいんですけれども、まちをどうつくっていくか。私どもはフローラルこまつということを、花いっぱい運動というのをずっとやってまいりまして、これは経済的な効果もありますけれども、それよりもまちが美しくて、そして美しければごみのポイ捨てがやはり格段に減っておりますし、犯罪も減っています。そういったものをやっていくことが、例えば犯罪が多いと街灯をいっぱいつけなさい、警察官をいっぱい配備しない、監視カメラをつけなさいってそんな話になりますよね。そうするとこれはマイナスの経済なんですね。そういう意味で、犯罪の少ない、またきれいなまちだから訪れる人が多いというのはプラスの効果になる。そんなこともぜひ考えていかなきゃいけないと思っています。  それからもう1点、いよいよ新幹線、3年余りになりました。こういったずっと準備を、10年ビジョン、NEXT10年ビジョンとやってまいりました。いよいよ新幹線のプロモーションをこれから本格的にやっていくということで、今、私どもプロポーザルを受けまして、最終的に審査会のほうでJR西日本コミュニケーションズというところが、これからのいろんなロゴだとかプロモーション、県外への発信、外国への発信、そんなことをいろんな諸団体と連携してやっていただくということになりました。いずれ近いうちにロゴマークもまたお示しできる機会があろうかと思います。  80周年、東京オリパラ、そしていよいよ新幹線。これはつながっています。つなげていかなければいけません。この80年というのを、70年以上に皆さん一人一人大切にしていただいて、そしてワンチームで、そして未来志向でぜひやっていくことが大事なんではないでしょうか。  その一つのこれから仕掛けとしてNEXT10年ビジョンの次のビジョンですね。(仮称)20年ビジョンと申し上げていますけれども、そういうこともやりながら、新幹線が小松に来るときに随分とふえたなと。それから、国際空港小松と隣接しているのも小松市の強みでございます。この国際線も今、各議員の方もいろんなところを訪れていただいて誘致をされていらっしゃいます。みんなの力で、ぜひ大きな、立派な小松市にしていこうではありませんか。お願いいたします。 56 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 57 ◯8番(吉村範明君) そのとおりだと僕も思います。  やはり新幹線が来るときには、やはり目玉商品が要ると思うんです。ましてや今回、速達型がとまるかどうかまだ決まってない中で、各駅停車となるとどこかで乗りかえして、それから小松の目的地に向かっていくというその二段構えが必要になっていって、小松駅をおりたときに、じゃ、次の手段はどうなのかとかも含めて、いろいろまた今後考えていかなくちゃいけないことがたくさんあるかなというふうに思います。  80周年を記念して、その事業ができるかどうかは市長にお願いをしていかなくちゃいけないと思いますけれども、また我々も御提案を申し上げていきたいというふうに思います。  そんな中、先ほども触れていただきましたけれども那谷寺の桜、市が本当に応援をいただいて、もう200本超えまして約300本に近づいてまいりました。あれは最初の思いは、秋のイメージが強い那谷寺を何とか春にお客さんを呼びたい。あそこを桜満開にしたら、何日間だけかもしれませんけれども絶対に来るだろうと。その思いがあって町民が整備をして、那谷寺の山や民地をお願いして全部伐採をさせていただいて、それも市も応援いただきましたけれどもやらさせていただいて、ようやく4年目ですね。新幹線来るころには、もう多分咲いていると思います。大きくなっているかどうかわかりませんけれども、少なからず桜は咲いていると思います。ですから、そういったところが、皆さんが来ていただければ経済に結びついていく、その思いから僕らもつくったんですが。  やはりこれから、市長も言われていますそういった経済に結びつけるようなそういった施策、また今のフローラルで花いっぱいという形も、やはり見る者が楽しめる、そして気持ちよくなる、また来たいなというようなそのイメージからもっともっと全体に広げていただいて、ぜひともおもてなしの心でやっていただければと思います。  それで、志賀町ではもう新聞でも市長もごらんになったかと思いますけれども、東京五輪の海外選手と地域住民が交流するホストタウンに何か登録されたそうですね。相手国は今ちょっと飛んでこなくなっちゃいましたけれどもアゼルバイジャンの特産品であるザクロを使ったスイーツの開発に乗り出したそうです。  その報道がありまして、いや、能登は何か能登丼とかそういったスイーツとか、私の娘も、私ごとで恐縮ですけれども次女が有名パティシエのところで今実はシェフをしていまして、「そういったものも提案、どうや、おまえつくってみんか」と言ったら「おもしろいね」って言ってくれていますが、まだまだこっち帰ってこないのでこちらの皆さんにつくっていただければと思いますが。  やはりそういった、これからのつながりをぜひとも発信できるようなそういった商品の開発、そしてその国の特産を使った商品ですね。いろんな形、食べ物でもいい、それ以外のもんでもいい、そんなものを開発して何か小松オリジナルのものをぜひともつくっていただいて、せっかく御縁をいただいた各国の合宿のチームでありますから、そのような特産品をもらって、ニュージーランドはメープルシロップでしたっけ。(「カナダ」と言う人あり)カナダか、済みません。いろいろ間違ってますが。そういったものを特産品をもらってやっていくことによって、そこの地域との関係がまた生まれ、そしてこれも夢なんですが、市長にもちょっとお骨折りをいただいて県にもお願いして、その合宿地とチャーター便を飛ばしていただいて、そこの交流をして、インバウンド、アウトバウンドを交互にやっていけば経済効果も生まれると思いますし、そこに向こうの食品を使ったものが商品であれば絶対に買ってくれると思うので、そういった80周年に向けてお願いしたいなということで、もし御答弁いただけるようであれば御発言お願いします。 58 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 59 ◯市長(和田愼司君) オリンピック・パラリンピック、ホストタウン、8カ国結ばさせていただきました。もう既に事前合宿でどんどん来ておられますので、大体外国の方は一日ぐらいきちっと休みとられるんですね。そのときに抹茶だとか、それからいろんな小松市の観光地だとか、おいしいものを食べに行ったりと、いろいろさせていただいています。特にパラリンピックの人たちはいろいろと御不便がありますので、そういう意味でサポーターを今63名、手を挙げていただいていろいろやっております。まさにこれこそ小松ならではのやはり心配り、おもてなしになってくるかと思いますので、これから本格化しますので、ぜひまた議員の皆さん方もそのサポーターになっていただければこの上ない幸せでございます。  その6次産業の話、いろんなテーマ、ここまでいろいろやってまいりました。もちろん議員がおっしゃるように、これを機会に各国のというのももちろん大事でありますので、これはそれぞれのいろんな切り口があると思います。お好みもあると思いますが、ぜひ小松にも名物いっぱいありますけれども、これを2020年を機会に、80周年を機会にすごいものができたねというふうに言われるように、諸団体とぜひ協議もしていきたいなというふうに思っております。  80年は本当にまさに通過点であります。100周年というのももう20年先ですから見えてまいりましたが、そのときには小松市というこういう自治体が今の形であるのかどうか、これも大変まだ読めないところでありますが、でも少なくても100年というものを大きな目標にしたものを20年ビジョンをつくって、皆さん方と、今から脇見をしたりよそ道行ったりというなかなか余裕ができないというのは議員もそうおっしゃっていました。そのとおりだと思いますので、ぜひまっしぐらに、みんなが力を組んで、大きなスクラムで前へ進んでいこうではありませんか。  いろんな80周年に対する思い、それからさまざまな一つ一つの事業に対していろんなお考えあるかと思いますが、ぜひいろんなところを少し御協力をいただきながら、そしてあらかじめいろんな改善点、それからアイデアをあらかじめいただけるようにお願いを申し上げまして、私の答弁とします。 60 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 61 ◯8番(吉村範明君) 本当そのとおりだと僕も思います。  各種団体の力をかりて、実動部隊は各種団体や市民、そしてお金と知恵は市役所から。そういった形ですれば、職員の皆さんも本業ではないですけれどもそういった形でトータルを見ながらイベントを構築できるのかな。やはり現場に出てしまいますと大変でしょうから、そういったこともぜひとも、運動部隊は市民や各種団体、お金や知恵は市役所から。  そのことをお願い申し上げて、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 62 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 63 ◯市長(和田愼司君) 市役所にはお金はありません。これは市民、国民が出していただいた税金で、国も日本国も小松市も成り立っておりますので、そういった意味で、まさにお金を使わせていただくことが市民総参加であると。そして、皆さん方にお褒めいただけるように、ともにやっていこうではありませんか。  以上でございます。 64 ◯議長(出戸清克君) 吉村範明君。 65 ◯8番(吉村範明君) まだ15秒ありますので。健全な執行をされて、それをチェックするのが我々です。しっかりと応援をしながら、チェックもしながら、頑張って80周年迎えたいと思います。以上で終わりです。 66 ◯市長(和田愼司君) よろしいですか。 67 ◯議長(出戸清克君) はい。 68 ◯市長(和田愼司君) もちろんそれは当然至極のことであります。  いろんな評価というのがございますけれども、議会の第一のお仕事は、というのは皆さん方がよく言われます。もちろん市民の皆さん方も主役でありますので、そういったことも皆さんとともに、未来に禍根を残さない、そういう事業にしてまいりましょう。  お願いします。 69 ◯8番(吉村範明君) ありがとうございました。  終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 片 山 瞬次郎 君 70 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。    〔12番 片山瞬次郎君登壇〕 71 ◯12番(片山瞬次郎君) 3日目、片山瞬次郎です。元気いっぱいやっていきたいと思います。  10月から全世代型の社会保障制度の一環として幼児教育の無償化がスタートしまして、社会全体で子育ての支援をしていく、こういうふうな形の第一歩、第二歩かもしれませんけれども進めました。  といっても、子供はやはり日本全国で減っている傾向で、日本でも90万人の出生数を割る傾向が出てきているということで、小松市もやはりその傾向は否めません。  私は11月の中旬から、全国の公明党の議員とともに幼児教育の現場、保育の現場に本当に足を運んで、効果やそれから課題、そして利用者や事業者から聞き取る調査を展開しました。中間報告がある程度出ましたので、小松市の課題、そういうことも全体の問題点の中からお聞きしたい。そして、対応をお聞きしたいと、こう思いまして質問させていただきます。  まず、幼児教育・保育の無償化に対しての課題でございます。  実態調査、アンケート方式でずっとしたんですけれども、分析しますと、無償化に対する評価、それは約9割が評価、正式に言うと87.26%なんですけれども、そのような今状況です。  それから、教育負担の軽減を感じているとの回答、これは7割近くが負担を軽減できたと、こういうふうに言っております。では、負担が減ったと回答した方に対して、その後、何に使いますかという質問をしたところ、生活費が34.4%、習い事とか子供の教育が32.6、貯蓄が29.5、約30%ということでございました。  また、今後取り組んでほしい政策ということで、一番のこれが非常に顕著だったなと思うんですけれども保育の質の向上ということがありました。47.5%。その次がゼロ歳から2歳児の無料化対象拡大、37.8%。3位が待機児童ですね。きのう、木下さんも質問していましたけれども。それから4位が給食費の軽減。5位が、これ思ったよりも多かったと思うんですけれども障害のある子供、またその可能性がある子供の教育・保育の充実ということで28.2。医療ケアを必要とする子供への支援強化が25.2%ということで、お母様方というか御父兄の気持ちが素直だなと思いました。  一方、事業者からのアンケートもとらせていただきましたけれども、保育料を値上げしたというのは全体的には5.2%です。小松市では1カ所、2カ所という感じでしたけれども、その理由が処遇改善、施設設備の整備のためというのが多くありました。  先ほどもありました教育の質の向上のために何が必要かということで利用者にお聞きしました。処遇改善というのが非常にありましたし、スキルアップというのも結構ありました。  事業者の中からお聞きしたことですけれども、安定的な経営を続ける上での期待の政策ということで、一番が人材の育成、それから確保ですね。その支援を88.2%の事業者の方が要望していたと。あとは事務負担の軽減、これは都市部に集中していましたけれども、小松市ではほとんどありませんでした。運営費の補助ですね。障害ある子供の、また可能性のある子供の教育・保育の充実ということで半数以上、53.8%。あと医療ケアを必要とする子供への支援強化ということで22.9%、こういうふうに続いておりました。  事業所のほうからやっぱり要望というか意見が多くあったのは、無償化によって働く親がふえています。親子の一緒の時間が減少していると。十分な愛着が形成できる仕事と育児の両立を重要視してほしいという意見もありました。  実態調査はこういうような感じでしたけれども、この点を含めて、市は市としていろんな把握をしていると思いますけれども、幼児教育・保育の無償化を通しての課題が何があるかを質問したいと思います。  いろんな国の公定価格の引き上げとか処遇改善の加算とかそういうことがあるとは思いますけれども、まずは市当局として今回のスタートに当たって、まず混乱なく事業実施できたか、課題が何かあるかということを質問させていただきたいと思います。 72 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。    〔市民共創部長 前多陽子君登壇〕 73 ◯市民共創部長(前多陽子君) 幼児教育の無償化についての御質問にお答えいたします。  本年10月から幼児教育・保育の無償化が始まりました。  市内各園の御協力、御尽力によりまして、保護者からの評価は非常に高く、本市におきましては幼児教育・保育の無償化による課題は現在のところ特に見受けられていない状況でございます。  本市におきましては、3歳から5歳児の入所率というものは、無償化前からほぼ100%でございまして、無償化に伴う入所児童数の増加は3歳から5歳児についてはございません。一方、ゼロ歳から2歳児についてでございますが、働き方改革や女性就業率の上昇などで就労する親が増加すること。また、これまで育児の担い手でもあった祖父母の方が就労を継続する家庭が増加することなどに伴いまして、ゼロ歳から2歳児の入所児童数が増加する可能性もあると考えておりまして、今後とも社会情勢や保護者のニーズを注視しまして受け入れ体制を継続して整えてまいりたいと考えております。 74 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 75 ◯12番(片山瞬次郎君) 事業者面のほうから特にお聞きしたいと思います。  市が行う保育所、幼稚園教諭の、認定こども園の先生方ですけれども、人材の確保については、非常にこれが大きな一つのネックというか、ありました。これはどういうふうに考えているでしょう。  事業所から見ると、求人を募集しても人が来ないという人手不足と、保育士のやっぱり不足、だんだん不足傾向があります。教職員の処遇改善とか運営の補助とか、そういうことから考えて、質の高い教育・保育の提供していくためには処遇改善についても指摘を多く受けております。この人材の確保についてはどのようにお考えでしょうか。 76 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。 77 ◯市民共創部長(前多陽子君) 保育の質の向上のためには、保育士の人材確保というのは非常に重要でございます。  小松市では、次の5点の施策を実施または検討してございます。  1点目は、保育士が働きやすい職場環境を整備するため、給食や昼寝の準備、片づけなどの保育の周辺業務に従事する職員の雇用支援制度を今年度から始めたいと存じます。補助金限度額は、雇用する施設1カ所当たり月額10万円としまして、特に障害のある方を雇用した場合には、市単独事業として1カ所当たり月額5万円を上乗せ助成いたします。  2点目は、保育士が長く働き続けられる環境づくりとして、保育士の住居支援など、今後、市独自で環境づくりに取り組んでまいる所存でございます。  3点目は、保育士の業務の負担軽減を図るため、既に一部導入しておりますが、電子連絡帳、昼寝や水遊び中の児童を見守る見守りカメラ、昼寝チェックセンサーなどのAI技術の活用についてさらなる推進を図り、質のよい保育の提供ができるよう、保育士にやさしい職場環境づくりに努めてまいります。  4点目は、保育士を目指す学生のインターンシップの受け入れを継続するとともに、学生の方が小松市のこども園、保育所、幼稚園で働きたいと思ってもらえるよう、本市の就労環境や子育て環境の魅力を学生の方にPRしてまいりたいと思っております。  以上です。
    78 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 79 ◯12番(片山瞬次郎君) 住居支援の話ということが出てきまして、非常に都会並み、東京並みというか、この地方で本当に保育士を大事にして育てていくんだなという一つの考え方をお聞かせいただきました。本当に少しでも前進していただきたいと、こう思います。  それと同時に、小松市はずっといろんなことの、保育所とかいろんな支援を行っていて、本当にいろんなところよりも進んでいると思うんですけれども、やはり施設によっては民間のところも結構ありますし、施設の老朽化という部分もやはり若干は残っております。これをどのようにお考えでしょうか。 80 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。 81 ◯市民共創部長(前多陽子君) 施設の老朽化対策についてでございます。  公立保育所につきましては、整備計画に基づきまして順次改修を行っているところでございます。令和4年春には松東地域に金野、瀬領統合保育所が竣工できるよう事業を進めてまいります。  また一方、民間施設につきましては、施設整備補助制度がございまして、経費の一部の補助を行っております。令和元年度では、保育園の園舎改築や改修を行う3施設に助成を行う予定でございます。 82 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 83 ◯12番(片山瞬次郎君) それと同時に、やはり大きい一つのお母さん方、父兄の要望の中に、障害のある子供の、また可能性のある子供の教育・保育の充実ということで、またそれ以外には医療ケアを必要とする子供への支援強化について非常にパーセントが高かったというのがあります。  一つにはやっぱり発達障害とかいろんな問題の心配とか、そういうなのが心理的な反映としてあらわれているんだと思うんですけれども、この支援強化の必要性を市としてはどうお考えになるかお聞かせください。 84 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。 85 ◯市民共創部長(前多陽子君) 冒頭の実態調査の結果を詳しく御紹介いただきありがとうございます。その中でも議員のほうから障害のある子供の教育・保育の充実を求める声が28.2%もあったよということをお伝えいただきました。  本市におきましても、今現在、ほぼ全てのこども園、保育所、幼稚園で障害のある子供を受け入れしている状況でございます。障害のある子供一人一人の発達過程や障害の状況を把握し、保護者の思いに寄り添いまして、施設、学校、発達支援センターえぶりぃなど関係機関と連携をとりながら、全ての子供が充実した教育・保育を受けられるよう、早期相談、相談支援に努めているところでございます。  特に発達支援センターえぶりぃでは専門相談を随時受け付けるとともに、小集団での指導教室サンサンキッズの実施や就学サポート説明会なども開催しており、きめ細やかに対応しております。  また、障害のある子供を受け入れるための人材育成といたしまして、昨年度から本市で実施している小松市保育士等キャリアアップ研修では障害児保育分野という専門の分野がございまして、平成30年度は125名、令和元年度は74名が受講し、令和2年度でも47名が受講予定となっているなど、障害のある子供を安心して預けられる体制づくりを進めているところでございます。 86 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 87 ◯12番(片山瞬次郎君) 本当そうですね。一般的な保育園に関しては、やはり国のほうも医療ケア児の加算など、いろいろ考えていかないといけないと思います。市のほうからもいろんな形で要望していただきたいと思います。  それと同時に、やはり顕著な一つ例なんですけれども、女性の方が働きが増加するに従って2歳児の入所率が上がってきている。冒頭、最初のときに市長のほうから91.2%ですね、入所率の増加ということで前回のときにお話を聞きました。この2歳児の微妙なところで、やっぱり仕事をするには預けないといけない。1年だけお休みはもらえますよ。でも、2年目ってなるとやはりということで、どうしてもこういう増加傾向にあります。  その施設の中で先生がいればたくさん受け入れるのかもしれませんけれども、これをどういうふうにして、目いっぱいかもしれませんけれども、91.2で、ある程度工夫すればできるのかもしれませんけれども、これをどうしていくかということをちょっと御意見聞かせていただきたいと思います。 88 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。 89 ◯市民共創部長(前多陽子君) 先ほど申し上げましたとおり、3歳から5歳児の入所率は変化がございませんでしたけれども、2歳児の入所率につきましては令和元年9月が90.2%、そして無償化後の11月になりますと91.2%と、わずか1ポイントですが微増となってございます。  その要因といたしましては、無償化の対象となる教育利用の満3歳になった子供、これは2歳児クラスに在籍するのですが、その方たちの入所がわずかふえてきたためと考えているところでございます。  今後も入所児童数の動向や保護者のニーズを注視いたしまして、現在、子ども・子育て支援事業計画を策定中でございまして、そちらのほうでその傾向につきましては反映をしてまいりたいと思っているところでございます。 90 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 91 ◯12番(片山瞬次郎君) それと同時に、預かり保育の利用というのも、お母さんが働くということで、時間外もそうかもしれませんけれどもふえている。どう対処するのかということもあわせて質問します。 92 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。 93 ◯市民共創部長(前多陽子君) 近年の預かり保育の利用延べ児童数を申し上げてみます。  就園前児童、つまり御家庭で保育されている子供の一時預かりにつきましては、平成28年度が3,589名で、平成30年度は2,631名と減少しております。これは1、2歳児のこども園などへの入所率が年々上昇していることが要因となっています。また一方、入園している児童が早朝や夕方など延長して預かる時間外保育というのがございますが、そちらのほうは平成28年度は1,500名、平成30年度は1,394名となっています。  しかしながら、預かり保育を希望される保護者の方も依然と多いということで、保護者の就労状況に引き続き、柔軟に対応できるよう保育士を確保し、保護者が安心して預けることができる保育体制を整備してまいりたいと思っております。 94 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 95 ◯12番(片山瞬次郎君) そうですね、なかなか難しい、微妙なところがいっぱいあると思います。  最後に、国による幼保無償化の措置ですね。国は国でこういうふうになっています。それ以外に、以外にというか、さらにその支援策に上乗せするような一つのところが、考え方があるのだったら教えてほしいし、そのような考え方はございますか。 96 ◯議長(出戸清克君) 市民共創部長、前多陽子君。 97 ◯市民共創部長(前多陽子君) 現在、子ども・子育て支援事業計画を策定しております。無償化の影響がないか、今後も注視をいたしまして、状況を見据えてサービスの充実、保育の質の向上、そのための保育士の確保など、総合的に支援策を検討してまいりたいと思っております。  また、保護者のアンケート、これは小松市のアンケート調査ですが、保護者のアンケート調査の中で要望が多かった南部地域の病児保育ルームを整備いたしまして、来年2月末ごろまでに市内2カ所とし、病児保育の充実を図ってまいりたいと考えてございます。  また、議員御紹介の調査の中でゼロから2歳児の保育料等のあり方についての要望もあったということでございますが、引き続きそれらにつきましても検討を続けてまいりたいと思っております。  以上でございます。 98 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 99 ◯12番(片山瞬次郎君) じゃ、部長には続きまして、認定こども園、保育園、そういう場所があります。お散歩を、キッズという子供たちがお散歩を必ずするんですけれども、お散歩コースとか。車道をしたり、渡ったり、結構危ないという、安全なところに行っているんですけれども、そういうような、見受けられます。  5月8日ですか、大津の県道交差点で信号待ちをしていた散歩中の保育園児らが、車同士の衝突事故に巻き込まれてしまって、園児が2人死んだ。1人が一時、意識不明の重体と。13人が重軽傷を負ったと、こういうふうにありました。  今、小学校にはスクールゾーンといいまして、安全対策の交通安全のためのスクールゾーンというのがございます。保育所もそこに一つ目を向ける、向けている部分もありますし、安全な箇所もあるんですけれども、そういう形でやられたらどうかなとこう思っております。  まず、今、小学校のスクールゾーンの対応というか、それはどういうふうになっていくのかと。認定こども園ですね、キッズのための道路標示等の状況についてどういうふうになっていくか。そういうことをお聞かせいただきたいと思います。 100 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。    〔都市創造部長 石田賢司君登壇〕 101 ◯都市創造部長(石田賢司君) 小学校のスクールゾーンの対応ということですが、スクールゾーンは通学中の子供たちの交通安全を図るために小学校を中心に半径約500メートル程度の通学路を対象にして設定されておるものです。その地域の通行者の実態や道路の構造、地域住民の意見を総合的に判断して、時間に限って歩行者専用としての規制を強化しているものということでございます。  設定につきましては、学校や地元町内会などからの働きかけによって、警察や道路管理者と協議し、道路交通法上の規制をかけてスクールゾーンの出入り口には規制の標識設置などが設けられます。現在、小松市内では23カ所がスクールゾーン指定に設定されております。  続きまして、認定こども園の道路標示などの状況はということでございます。  先ほど議員御案内のとおり、本年5月の滋賀県大津市での交通事故を受けまして、小松のほうでは7月から警察、南加賀土木総合事務所、こども園、そして我々市ということで合同緊急点検を実施しております。  その後、児童発達支援事業者や企業の保育施設、これを加えまして50園等を対象に再調査いたしております。それで、10月までにこの結果を取りまとめて、今、国に報告しておるという状況でございます。最終的なまとめとしまして、その50園を対象にしましたが、16園におきまして改善するべきところが出ました。市道につきましては27件、県道につきましては2件、町道などの関係では9件、警察に関係するものが9件、合計47件というものが発見されております。  9月補正におきまして、市のほうのこのキッズゾーンの改善につきまして応急対策をしたいということで補正予算計上しましたが、それにつきましては緊急度を要するものということを指定しておりまして、グリーンベルトやガードレール設置につきまして5件について既に対策を実施しております。  以上です。 102 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 103 ◯12番(片山瞬次郎君) ガードとかグリーンベルトですか、その場所というのはわかりますか。 104 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 105 ◯都市創造部長(石田賢司君) まことに申しわけございません。ちょっと資料を見ます。  保育所名で言いますと、南陽幼保園、粟津温泉こども園、よしたけこども園、蓮代寺こども園、ちこうというようなことになっています。 106 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 107 ◯12番(片山瞬次郎君) 南部のほうも多いですし、至るところがやはり、危ないところをチェックしながら、緊急度のところもあると思いますけれども、やはり園児を見るとゆっくり歩かなあかんねとか、500メーター内はやっぱりきちっとそういうような標示してあるといいかなと思います。  それから、あおば保育園ですかね、あそこにマークを、子供の、あれ何のマークでしたっけ。マークをつくって、道路に。亀さんですね、亀さんのマークを張ってか塗って、ゆっくりと。ああいうのも一つのスクールゾーンというがちっとはまったもんじゃなくても結構ですので、その整備をしっかり進めていただきたいと思います。  キッズゾーンの整備をぜひともお願いしたいんですけれども、その他ありますか。 108 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 109 ◯都市創造部長(石田賢司君) おっしゃるとおりで、キッズゾーンの整備は今後ともこの点、進めてまいります。  先ほど意見にありましたスクールゾーン並みのということでございますが、本年の11月12日付で国のほうからキッズゾーンの設定の推進についてという通達が出ております。それで、これはスクールゾーン並みのことをキッズゾーンについてもやりなさいという方向で検討しなさいという項目なんですが、一応安全施設だけの問題ではなくて、必要な交通規制をどうするのかとか、交通の取り締まりについても話が発展しております。交通安全教育、これについてもどうやっていくのですかというようなこと、多岐にわたる項目の対策を考えていくということでございますので、今後、福祉部局を中心にして、近隣住民、地元町内会、こども園、道路管理者、警察などと協議しながら検討を進めてまいりたいというふうに考えております。 110 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 111 ◯12番(片山瞬次郎君) そうですね。着実にお進めいただきたいと、このように思っております。  では、次の問題ですね。  台風の水害時における課題ということで、質問させていただきたいと思います。  私は11月の末に氾濫がすごかった千曲川、広域で氾濫ありましたけれども、長野市のほうへ視察に行ってきました。地元の国会議員さん、県、それから市の議員さん、ともに現場に行って、地元の方は何度も行ってらっしゃるらしいんですけれども、また担当者の方からもお話を聞きました。これは、長野市のことじゃなくて、まさに我々のことと同一だなというふうに思いました。  長野市は7月に千曲川の洪水1,000年に一回程度の、また浸水20メートル未満までの表示したハザードマップというのをつくられて、市民に周知をし始めた途中、そういうやさきに台風19号が10月12日、来ました。この台風19号、1都13県390市区町村に及びましたから、死者も90人と、河川も301、氾濫した。住宅被害も9万棟と。もう東日本大震災みたいな感じがぱっと来たというような感じですけれども、そういうふうにしていますと、この千曲川の氾濫を分析して小松市に少しでも課題があるかなと思いながら見てきました。  浸水被害というのは市内4つのエリアで1,500ヘクタール、ハザードマップとほぼ浸水想定区が一致と。被害はやはり想像上の最悪に近いということがわかったということです。  まさか起きないであろうと、そういう時代はだんだんと通用しなくなった。千曲川から2キロも離れた県立総合リハビリステーションや1.5キロ離れた新幹線車両センターですね。テレビも出ましたけれども大濁流が押し寄せまして、長野市では死者5人、重傷7人、軽傷137人、全壊被害が873、半壊2,530、一部損壊が3,288と。避難者も11月26日で558人。被害総額でこれもすごい額ですけれども2,464億円、まだふえると思いますけれども、こういうふうな形もありました。農作物も、そして中小企業の生産設備も、それが石川県でも影響あるんですけれどもサプライチェーンの断絶やそういうような形です。  私が特に気になったのが災害廃棄物の多さとか、どういうふうに仮置き場するのかとかいうようなことが非常に気になりまして、地域公園でも自然的に集まってくる。そして、自衛隊の方が夜間にそれを本当の集積場というか仮の集積場、そこに行くと。本当にこういうような光景が繰り広げられていました。  災害処理には3年ぐらいかかるであろうということでした。リンゴ畑も泥がついていますから呼吸ができなくなっている。それを取り除くボランティアの方が来ていた。  下水道においても、3分の1を処理する施設が水つきました。全然機能しないと。それをどうやって浄化するのかといったら、今しようがないから一時的なもので電源回したりしますけれども、上水(うわみず)だけを流していく。このようなすごい状況で、それに3年かかる。じゃ、それ修復するのにどんだけかかるのっていったら、7万何千世帯の処理、その施設するのに、やっぱり300億円ぐらいかかると。このようなことが一瞬にして起こったということです。  気象庁の研究所によりますと、昨年の西日本豪雨では雨量の6%から7%が温暖化の影響だと。ことしも5%から10%の影響があってこういうふうになっているという学者もいるそうです。つまり年々、雨量が増加している、こういう状況です。  千曲川でのこの氾濫するとはというのは、小松でもという可能性を示しています。さらに、小松市は一生懸命防災・減災、そして縮災という形でとり進めていますけれども、この治水対策、減災型のまちづくりを図っているという状況ですけれども、まず小松市の総合治水対策、これ概要で結構ですからお答えください。 112 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 113 ◯都市創造部長(石田賢司君) 総合治水対策ということにつきまして、一応項目的に3つの条項で考えています。一つは「ながす」という考え方、一つは「ためる」という考え方、そして次は「そなえる」というようなキーワード3つ使ってまして、まず「ながす」対策ということですが、国、県による河川改修、市による幹線排水路の整備、ポンプ場の増強などハード整備について治水対策の強化を図ってございます。  1月に条例できたわけなんですが、次は「ためる」というようなことで、大規模開発事業ですね、民間による大規模開発事業、これに少し制限をかけまして、雨水流出の抑制施設として調整池等々をつくっていただくというようなことをしております。現在の時点ですが、事前協議17件がございまして、既に工事を完了しているものが5件ございます。中身は「ためる」ということで調整池、そして透水性の舗装をかけるものとかいうふうなものになっております。  「そなえる」対策は、一応ソフト面の話が重立ってくるんですが、水防活動や防災訓練の実施、自主防災組織の結成、そして避難所運営協議会の設立などを積極的に進めております。 114 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 115 ◯12番(片山瞬次郎君) 私も千曲川へ行きまして非常に感じたことが河川で増水すると。山のほうの群馬県境の上田とか佐久とか、そこの水が全部山の水が集まってきて、そして千曲川に6時間ぐらい後、もっと後に一挙に1キロの、川幅が1キロあるんですけれどもそこに押し寄せて、越水して、えぐり取って、そして破壊して、その近辺が水浸しになったと。それだけじゃなくて、いっぱい水になったことによって水門を閉めました。そうするとその河川の、これは浅川というところでしたけれども、そこがもう水浸しになった。バックウオーター現象という、さかのぼっていくわけですね。それがまた、そこの浅川の河川というか、そこの水のところに行って、住宅地、新幹線もいっぱい水浸しになったという、こういうようなんが発生しています。  じゃ、梯川では何なのっていったときに、八丁川とか幾つかありますけれども、そういうところのバックウオーターの認識というのが、長良川とかああいうところは本当に多いんですけれども、私にとってももう一歩把握がしづらかったし、どういう現象になるのかということは地元に住んでいればわかるんでしょうけれども、そのバックウオーターについてどういうふうにお考えかお聞かせください。 116 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 117 ◯都市創造部長(石田賢司君) 今、議員説明のとおり、バックウオーター現象というのは本流の水位が増しまして、支流の水が合流する地点でせきとめられて行き場を失うと。そして、あふれ出す現象のことを指します。  梯川に流入する支流としましては、前川、八丁川、鍋谷川がございますが、この川はいずれも県の管理河川ということでございます。  前川につきましては、逆水門や排水機場によりましてバックウオーター現象は生じません。八丁川と鍋谷川につきましては、梯川の水位上昇によりましてバックウオーター現象の可能性がございます。  今、緊急プロジェクトとしまして、国では梯川の合流地点付近におきまして河道掘削を盛んに進めておりまして、水位低下対策も行っておるところでございます。  そしてまた、石川県のほうでも八丁川と鍋谷川の堤防のかさ上げ等々の国との協議をあわせて進めているところでございます。 118 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 119 ◯12番(片山瞬次郎君) 早く進めていただきたいと思いますけれども。  そこで、千曲川へ上田とかあちらの水がばーっと来て、数時間後に来ました。そこで、避難指示が夜ですか、夜中に出まして、避難してきました。避難してきたんですけれども、雨は降ってません。もう雨降らんのだから、そんな水も来とらんのだからと言って家に帰った方が多くいらっしゃいました。実は避難指示があって、それ解除にもなってないんだけれども、そういうふうに判断してしまうという。そうですね、我々ももういいんじゃないかと思うんですけれども、このデータがこういうふうになるんだよという活用がなかなかそこでうまく、当事者同士ではあるんかもしれませんけれども、避難の方とか、それからその周知体制が思うようにいかなくて、帰ってきたところに越水して、そして浸水して、家でヘリコプターで助けられたという方が多くの地区がありましたけれども、そうした場合、そのデータの活用と周知の体制というところについてどういうふうにお考えになりますか。 120 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 121 ◯都市創造部長(石田賢司君) たびたびの雨の中で小松市におきましても避難指示ということが出されております。  これにつきましては、梯川の水位予測というものにつきまして国交省のほうから3時間後の予測水位というものの情報が随時提供されてきます。それで雨がやもうが、その後どうなるというような情報が入ってきますので、これをもとに水防活動や避難行動の判断材料というふうに進めてございます。  周知につきましては、当然のことながら防災行政無線ということを中心に、結ネット、広報車、小松市の災害情報メール、小松市ホームページ、フェイスブック、ツイッター、J-ALERTなど多チャンネルで発信を行っておりまして、ことしの5月からはこれに加えましてヤフーの防災アプリというものも活用しております。 122 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 123 ◯12番(片山瞬次郎君) そうですね。先ほどのバックウオーターの件もそうですし、データの活用ということで、そこで大切になってくることですけれども、鍋谷川と八丁川と水位計というのがどれぐらいあるのかというのは、あんまり感じられない。水位計が多くあればいいのかというとそうでもないし、そこら辺の兼ね合いがわかりませんし、それによって河川の樋管とか、それから防止弁のそういうふうな状況とかいろんなことが絡んでくるんでしょうけれども、そこについてちょっと樋管も含めてお聞きしたいと思います。 124 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 125 ◯都市創造部長(石田賢司君) 河川の水位計の状況ということでございますが、国と県の管理河川におきましては水位計が現在11カ所設置されております。この水位計の状況につきましては、石川県のホームページで公開されております。
     また近年、この洪水時の水位観測に特化した低コストな危機管理型水位計というものが開発されておりまして、小松市管内においても7カ所が設置されております。これにつきましては、国のホームページなんですが、これも公開されてございます。  それで先ほど樋管の話でございますが、現在、梯川につきましては樋管が35カ所ございます。この河川の本川の水位を確認しながら、逆流の有無であったり、流木、ごみなどを確認して開閉操作を行っているという状況でございます。 126 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 127 ◯12番(片山瞬次郎君) 逆流の防止弁はどうですか。 128 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 129 ◯都市創造部長(石田賢司君) 逆流防止弁というのは、先ほどの35カ所のうち1カ所だけ、このフラップゲートと呼ばれる方式のものがございます。あとはもうスライドゲートということで、俗に言うギロチン式みたいな感じのやつです。 130 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 131 ◯12番(片山瞬次郎君) じゃ、あと2つなんですけれども、災害ごみの対応ということで本当に多さにびっくりしました。余りにも、この置き場が足りなくなる。公園も全部使わないといけない。夜間トラックにもしないといけないって。こういうことで長野市は、長野県は、富山県にも一部受け入れを、処理を行って、富山県も、静岡県も協力を予定みたいですけれども。同じ北信越として石川県も要望するようなことおっしゃっていましたけれども、この小松市もそういうできる範疇の中で少しでも自治体の共助、いろんな派遣もしているというのもありますけれども、そういうふうな思いも私はあります。  この災害ごみについての対応についてどういうふうに考えるか質問したいと思います。 132 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 133 ◯市長(和田愼司君) 災害廃棄物、本当にこの映像で見ると大変本当にびっくりするほどあります。  私ども既に5名の職員を派遣させていただきました。これは災害廃棄物の処理に従事したんですが、議員も御存じだと思いますが中部9県、北陸東海9県ですね。そして名古屋市、合わせて10の自治体で災害時の協定を結んでおりまして、そのときに災害廃棄物中部ブロック広域連携計画というのがございます。長野県に各自治体が、被災があったところが要望するんだと思いますが、そこからいろんな調整を経て、各県に要請が行くと。今回、この人員を5名派遣したのもそのルートを通じてでございます。  いまだ石川県のほうにはそういった災害廃棄物の処理についての要請はございません。  それから、議員がおっしゃった富山県で一部とこういう話がありましたが、これは現状こういうやり方をしてまして、人員的な派遣はそれぞれ自治体が、それから車両等の機材については産業資源循環協会、いわゆる関連の業界団体ですね。そこに処理を要請していると。それから、廃棄物処理についても処理業者に委託をしているという中で、その処理業者が一部富山にも工場をお持ちでいらっしゃいまして、立山町のほうにほんの一部ですけれども町の処理場で処理をお願いをしたということでございます。  これはそのルールに基づいてこれからもやってまいりますので、石川県のほうに要請があれば、当然私ども19の市町にまた県のほうから問い合わせ等ございますので、その時点でしっかりとお答えをしていきたいなと思っています。 134 ◯議長(出戸清克君) 片山瞬次郎君。 135 ◯12番(片山瞬次郎君) そうですね。同じ新幹線沿線になりますから協力し合って、大変なときに協力し合うというのは智・仁・勇の精神にのっとるんかなと、このように思います。  最後でございますけれども、わが家の防災ファイル、本当にすばらしい、読めば読むほど簡単で、できていると思うんですね。この普及、例えばハザードマップにしても、防災訓練のときにこういうふうになるんだよ、おたくの町内こんなんなるんだよってもっともっとアピールすればいいと思うし、活用していただきたいと思います。そのわが家の防災ファイルの活用について、市長としての所感をお伺いしたいと思います。 136 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 137 ◯市長(和田愼司君) わが家の防災ファイルは6年前に導入をいたしまして、昨年改定しました。これ二度目になります。今のいろんな災害の状況を見てますと、まだ次の改定を急がなきゃいけないなと。そして1,000年に一回というハザードマップも改めてもう一度各町にお配りをするということになっております。  あわせて、さらに皆さんに活用していただけるようなものにしていきたいなというふうに思っています。  今回の長野県の被災、これは私ども聞く限りにおいては、長野県というのはそんなに大きな雨が降らないんだということが伝わっていたようでありますが、ただ千曲川ですから千曲がっているわけですね。大変古来の人たちは御苦労なさったようであります。  今回はこういった大雨になったのは、それから時間差で、さっきも議員おっしゃいましたように川の付近は晴れているのに雨がどんどん来た。これも要は地政学的な問題なんですね。長野県は全体山に囲まれていると。それから、山からの距離も長いということがあって、そういう大変な、人命も失われたということのようであります。  石川県を見てみますと、山から近い、急流の川が多いということですが、先ほど都市創造部長もお答えさせていただいたように、国、県と、それから気象台、常に情報を交換させていただいています。それでも足りない場合は、航空自衛隊のほうにお聞きをすると、いろんなチャンネルを使って、そういった地政学的なもの、また時間差の問題もずっとウオッチをしてまいりましたので、今後そういうことがないように、さらに我々も勉強し、市民の皆さん方にも地政学ということを学べるようなまた場所も設けていきたいなと思っております。 138 ◯12番(片山瞬次郎君) 終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 円 地 仁 志 君 139 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。    〔15番 円地仁志君登壇〕 140 ◯15番(円地仁志君) それでは、質問の機会を得ましたので、通告に従い質問に入らせていただきたいと思いますが、その前に先ほど吉村議員の質問の中にもありました来年市制80周年ということでありまして、さまざまな周年事業というのが計画されている。既に補正予算あるいはまた来年度の予算措置もあるんだろうと思います。その中の一つで、先ほどもやりとりの中で出てましたけれどもキャラクターポムポムプリンちゃんというのが小松市のキャラクターに加わってくるといいますか、カブッキーと一緒にいろんな展開をされるということであります。  実はそのポムポムプリンちゃん、デザイナーの方が小松市出身でといういろいろなコメントがありますけれども、私の同級生でありまして、ちょっと言いたかっただけなんですけれども。彼女も多分小松を離れて数十年たって、こういった形でまた自分のふるさとに貢献できるという、そういった思いでもあろうかと思います。  そういう意味では私、同級生でありますので、彼女のふるさとへの思い、地域への思いに負けないように市政に邁進していきたいと思いを新たにしたところであります。  ということで、通告に従い質問させていただきたいと思いますが、まずといいますか一つしかありませんが、入札の状況についてということで、今年度月別の入札件数、今年度に入って11月末までに行われた工事、一般競争、指名競争の月別の入札発注件数についてお示しをいただきたいと思います。 141 ◯議長(出戸清克君) 行政管理部首席専門官、小林与志次君。    〔行政管理部首席専門官 小林与志次君登     壇〕 142 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 今年度の11月末までに行われた工事の月別の入札発注件数はどれだけですかという御質問にお答えいたします。  本年度において130万円以上の月別入札発注件数、一般競争入札、指名競争入札は、4月10件、5月10件、6月28件、第1・四半期計48件。7月35件、8月30件、9月31件、第2・四半期計96件。10月25件、11月29件、11月末までで合計で198件となっております。  以上でございます。 143 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 144 ◯15番(円地仁志君) 今ほど今年度の入札発注件数というのをお示しいただきました。  言いますと、4月、5月が10件、その後6月は28件で、7月35、8月30、9月31件、10月25、11月29というふうなことで、これを見ますと4月、5月が10件、それ以降は30件超えるか30件弱かという形で、やはり4月、5月のこの発注件数と6月以降の発注件数の差というのがあるように思います。  何を申したいかといいますと、これまで何度も我々いろんな予算編成の話の中で途切れのないといいますか、常に発注を行うためにさまざまな予算編成の工夫がされたり、債務負担行為を行ったりというようなことをいろんな話の中で聞いてきているわけですけれども、この件数を見ると、そういった発注の平準化といいますか、それが4月、5月が他の月と比べて3分の1近い数字ということもありまして、このあたりの発注件数の平準化が行われてないんじゃないかというふうに感じるわけでありますけれども、この辺についてその要因といいますか、ありましたらお示しいただきたいと思います。 145 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。 146 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 工事の発注につきましては、予算が成立してから工事を出していくと、こんなような考え方になっております。  こういったようなふうになってきますと、例えば国の補助事業とかについては6月中旬以降になるといったような制限もございます。4月、5月のほうは、基本的に単独事業を中心として早目早目の対応をして出していっているということでございますし、先ほど議員おっしゃいましたように債務負担行為といったような制度もございます。また、最近は繰り越しという手続を適切にとり行っているということでございますし、この12月議会でも1億円の市単独の債務負担の工事の要求もさせていただいているところでもございます。  こういったようなところにつきましては、例えば前年度に工事が既に発注されているといったようなことになります。国のほうでは一般的に公共工事、予算成立後に入札契約手続を行うことが一般的でございまして、第1・四半期に工事が減るという傾向があります。また、御指摘ありましたように年度末に工事も集中するという傾向も見受けられます。本市においても以前から同様な傾向が見られたということも事実でございます。  4月、5月の入札発注件数は、6月以降に比べて少ないのではないかということでございますけれども、小松市では債務負担の活用、そして適切な繰越手続、そして設計の前倒しなどを行っておりまして、第1・四半期の工事施工量の確保、そして施工時期の平準化にそういった取り組みが寄与しているというふうにも考えております。  また、御参考までにということで御紹介させていただきますと、債務負担の12カ月を超えるような長期契約、あるいは年度をまたぐような債務負担、合計しまして今年度、長期契約として8件ございます。また、市単独の4月、5月に工事が減ることに対する対応策として2月、3月に発注された工事が10件ございます。また、繰越手続によって4月以降工事が現場で行われている件数も32件あるということで、4月以降50件の工事がスタートダッシュの段階であったということでございますので、第1・四半期の工事の件数48件と足しますと一定の量があるのかなというふうに思っています。  以上でございます。 147 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 148 ◯15番(円地仁志君) 今、部長の話でいいますと、債務負担行為を活用した年度またぎの工事が8件行われていたり、4月、5月は10件というのは先ほどの話でしょうけれども、あと繰り越しの件数も32件ですかあるということで、要は先ほどお示しいただいた4月、5月の発注件数は少ないけれども、実態として4月、5月も工事が行われている件数が相当量あるというふうな認識ということでよろしいでしょうか。 149 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。 150 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 今ほどお示ししました数字で平準化が行われているかというところについては、今からもこういったことを積極的に活用して平準化に向けて取り組んでいくというふうに考えてございます。 151 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 152 ◯15番(円地仁志君) なかなか平準化というのは難しさもあるんだろうというふうに思いますけれども、今言ったような要素、債務負担行為でありますとか、2月、3月の発注でありますとか、そういったところを通じて、ちょっとこの発注工事の件数だけ見ると、何か4月、5月はやはり昔と変わらなく仕事といいますか発注件数が少ないように思うんですけれども、やはりそのあたり、皆さんが行政のほうでいろいろな工夫をされて、常に公共工事が動いているというようなところを工夫されているわけでありますから、またその辺、精度を上げていきますというか、いただきますといいますか、平準化に努めていただきたいと、このように思います。  それでは続きまして、近年の入札不調あるいは1社入札についてということでお聞きしていきたいと思いますが、まず昨年度、そして今年度の入札の不調の件数と1社入札の件数についてお示しいただきたいと思います。 153 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。 154 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 昨年度と今年度の入札不調件数と1社入札件数はどれだけですかという御質問でございます。  まず、不調件数のほうからお答えさせていただきます。  今年度につきましては2件でございます。198件中2件ということで、約1%の割合でございます。また、30年度につきましては9件ということでございまして、昨年度の工事299件中9件ということで約3%ということでございます。  また、1社の入札件数でございますけれども、今年度66件中13件ということでございまして20%弱ということでございます。昨年度は17件ということで79件中でございまして21.5%ということでございます。  以上です。 155 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 156 ◯15番(円地仁志君) 今年度が不調件数が2件、1社入札13件、昨年度が不調件数が9件、1社入札の件数が17件ということですけれども、これが多いか少ないかというのはなかなか何とも言いがたいところあるんですけれども、ただ不調になるということは、これは件数にこだわらず不調になっているということは、やっぱり少し何がしかの要因があってこういうことになっているということで、不調になるということはやっぱり少し普通ではない状況であるということでありますし、1社入札に関しましても十数件、昨年17件、今年度は13件ということで、これも一般的に言いますと1社だけで入札が成立しているというと、やはり競争原理が本当にうまく働いているのかどうかというところに疑問を感じるところでありますし、先ほど言いました不調件数があるという普通じゃない状態を含めて、それぞれの不調件数の実態、あるいは1社入札の実態について、これどのような要因、あるいは明確な要因というのはなかなかわからないのかもしれませんけれども、なぜこういうことになるのかと想定されるようなことで感じていらっしゃるようなことがあればお聞かせいただきたいと思います。 157 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。 158 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) まず、不調の割合がどうですかといった御質問でございますけれども、不調については1件もないほうがいいということでございますので、平成30年度の不調件数の割合ですけれども、少し国とか都道府県の平均のデータを集めてみました。  御参考に御紹介させていただきますと、平成30年度、国は11.9%ということ。都道府県平均ということで7.0%ということでございまして、小松市のほうは3%ということでございますので、今後とも不調がないように適正な設計というものに心がけていきたいと思っております。  また、1社入札の関係でございますけれども、一般競争入札にかかわる1社入札ということでございます。一般競争入札につきましては、小松市内の本店の例えば一般土木あるいは建築一般、あるいは石川県全体にエリアを広げるとか、いろんな公平公正な機会を確保するということをもって、参加企業数を一定程度見込んだ上で発注しているものでございまして、結果として1社入札といったような応札になっているところについては少し残念なところもございますけれども、今後とも公平公正な入札というものに取り組んでいきたいと思っています。  また、経済社会情勢でいいますと、東京オリンピック・パラリンピックというのが来年度ございまして、非常に多くの公共工事を行っておいでたり、施設を建てておいでるというふうにお聞きいたしております。また、私たちの北陸地域でも悲願の北陸新幹線といったような工事が今一生懸命進捗しております。こういったところも要因でありますし、また建築におきましては金沢を中心としたホテルあるいは集合住宅、あるいは小松も含めて企業が設備投資、建物を建てるといったようなところで、非常に潤沢な工事が出ているのかなといったようなところも含めて、こんなような結果になったのかと個人的に思っております。  以上でございます。 159 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 160 ◯15番(円地仁志君) 今ほど言いましたここ近年といいますか、この北陸の地域でいいますと北陸新幹線の工事があるとか、あるいは東京オリンピック・パラリンピックに向けてさまざまな動きといいますか、大きな業者さんといいますとそういったところに仕事が結構集中しているでありますとか、あるいは先ほど言いましたホテルやマンション、あるいは企業の設備投資があって、なかなか業者さんのほうでの都合がつかないというこういった要因も当然あるんだろうというふうに思います。  そのあたりもあるんですけれども、私が気になったのが、私のすぐ近くですけれども木曽町の市営住宅というのは既に完成をいたしておりますけれども、これが一昨年と昨年ですか不調になって、聞くところによりますとようやく業者さんが決まってというような話も聞きましたけれども、このあたりの経緯について、あるいは要因について少しお示しをいただければと思います。 161 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。 162 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 市営木曽町住宅の建設工事の状況についてという御質問でございます。お答えいたします。  平成29年度からこの工事スタートしております。平成30年1月に全体で6棟の市営木曽町住宅を3棟ずつ1工区と2工区の2つの工区に分けまして入札公告をしたところ、1工区、2工区とも3社JVより参加申し込みがございましたが、2月8日、全社辞退し不調となったというものでございます。  また、30年の2月に入札参加要件を広げまして2回目の入札公告を行ったところ、1工区は再度不調となりましたが、2工区は落札決定いたしましたので、平成30年3月議会で工事請負契約の承認議決を得たところでございます。  また、30年度に入りまして30年5月に2回不調となった1工区の市営住宅の整備計画を3棟から2棟へ変更した上で、工期短縮のため1棟ごとに再度入札を行ったところ、落札決定いたしました。それぞれ6月議会で工事請負契約の承認議決を得たところでございます。  理由等は先ほどの経済情勢と同じようなところが考えられるのかなというふうに思っております。  以上でございます。 163 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 164 ◯15番(円地仁志君) 今ほど木曽町の市営住宅の入札の経緯といいますかお示しをいただきましたけれども、不調があって、一つは要件を緩和することによって2工区のほうは業者さんが決まった。でも、もう一つ、1工区のほうは決まらなかった。その1工区については、再び計画の見直しといいますか行って業者さんが決まったということで、ようやく決まったということなんでしょうけれども、こういった経緯を見ておりますと、先ほど少しありましたけれどもいろんな経済情勢といいますか、そういった業界が非常に仕事が今忙しいでありますとか、あるいは景気がよくなることによって資材単価が上がってくる、あるいは労務費が上がってくる、そういったことも要因として考えられるんじゃないかということですけれども、実際、一昨年、昨年、市営木曽町住宅でこのように不調があって、要件を見直して、そしてなおかつ計画の見直しをして、ようやく業者が決まったというようなこともあるわけですから、今後もやはりこういったことも想定されるんじゃないか。  もっと言うと、そういった意味で不調になるということは、いわゆる予定価格というのが、本当に落札といいますか仕事をしたいという人にとって適正な価格になっているのかどうか。このあたりにも少し疑問を感じるところなんでありますけれども、この予定価格について少しまたお考えをお聞かせいただきたいと思います。 165 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。 166 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 入札不調でございますとか1社入札が見られますけれども、小松市の予定価格は適正であるかどうかといった御質問かと思います。  まず、建築工事の積算に関して御説明をさせていただきます。  建築工事の設計価格の積算に当たりましては、諸経費は国土交通省大臣官房官庁営繕部、公共建築工事積算基準を使用しております。労務単価や資材単価、機械器具単価、複合単価などの積算単価につきましては、石川県土木部が監修、発行いたします建築工事積算基準取扱要領、また建築工事設計単価表の最新単価を採用いたしているところでございます。  労務単価は、国において毎年実施している公共事業労務費調査に基づきまして石川県さんのほうで毎年決定しているということでございます。石川県土木部が監修、発行する建築工事設計単価表は四半期ごとに更新しているということでございます。また、資材単価で刊行物、例えば建設物価あるいは建築コスト情報、積算資料などによるものについては最新の単価を採用しているということでございます。  また、土木工事もありますけれども、ほぼ考え方としては一緒でございまして、石川県さんの基準に従って毎年行っていますし、土木のほうも建築と同じように労務・資材単価については変更があれば速やかに反映されているということで、そういったことで小松市のほうも対応しているということでございます。  こういったような状況でございますので、小松市発注の公共工事の設計価格については適正なものというふうに考えているところでございます。  ICT技術等の新技術や新素材の活用によりまして生産性の向上に向けた積算方法でありますとか、工法の変更動向に注視しまして、品質の向上ですとかコストの縮減、あるいは工期の短縮といったようなことにもあわせて努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 167 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 168 ◯15番(円地仁志君) 当然予定価格設定するときに、今ほど言いましたように国や県のそういった単価を基準にして積算されているんだろうというふうに思うんですけれども、それでもやっぱりさっき言いました不調が起きましたり、あるいは1社入札という状況があるというのは、それだけの要因じゃない。もちろんいろんな経済情勢もあるんだろうというふうに思います。  そういう意味で言いますと、来年、オリンピック・パラリンピックをやって終わりますし、北陸新幹線の工事なんていうのもだんだんと工事量というのは減っていくといいますか完成に近づいてくるわけですから、そういった意味ではそういった建築、土木の業界の仕事が落ちついてくれば、こういった不調の件数や1社入札の件数というのは少なくなってくるんだろうというふうに思うんですけれども、またこれに関しては時期を見ながらまた見ていきたい。そしてまた、疑問なところはお聞きしていきたいとこのように思うわけでありますが、あと、そういった意味で不調というのはもちろんあっちゃいけないですし、1社入札というのはある種制度では認められていることでありますから、ただやはり一般的に思うのは、やっぱり競争原理が働いているのかどうかということとか、あるいは本当に適正な工事が行われるのかどうか、この辺に多少の疑問が感じるところでありますけれども、この1社入札がここ数年ふえてきているということに関しての行政側のチェックといいますか、対応の考え方などがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 169 ◯議長(出戸清克君) 首席専門官、小林与志次君。
    170 ◯行政管理部首席専門官(小林与志次君) 1社入札に対して今年度から小松市のほうは一部改善をいたしておりますので、その事案について御紹介させていただきます。  今年度より案件ごとに1社入札になった場合、契約審査委員会におきまして落札業者の工事実績、工事難易度、そして入札参加条件の妥当性などを確認し、その後、契約することに制度を改正いたしております。  今後とも建設業界が健全になって、少しでも競争原理が働くようになっていただくことを私自身も願っております。  以上でございます。 171 ◯議長(出戸清克君) 円地仁志君。 172 ◯15番(円地仁志君) そういうふうなことで対応もされておるということであります。  単純に行政対そういった落札を希望する業者の関係ではなくて、いろんなさまざまな経済情勢が関係してくる案件でありますので、また今後とも適正な入札事業を行っていただくことをお願い申し上げまして、私の質問を終えたいと思います。  ありがとうございました。 173 ◯議長(出戸清克君) この際、午後1時まで休憩をいたします。       休憩 午前11時46分       再開 午後 1時00分 174 ◯議長(出戸清克君) 休憩前に引き続き会議を開き、質疑・質問を続行いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 宮 西 健 吉 君 175 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。    〔16番 宮西健吉君登壇〕 176 ◯16番(宮西健吉君) 12月議会最後の質問となりました。昼から一番ということで、御飯を食べて眠くなる時間帯であろうかと思いますけれども、眠らず最後まで聞いていただければありがたいと思います。  それでは、12月議会の通告に従いまして順次質問をさせていただきます。  私は今回、小松駅東口の変なホテルについて、これ一本で質問させていただきたいと思います。  7月2日、報道機関で旅行大手のHISグループ子会社HISホテルホールディングス、これ東京ですけれども、2020年12月、JR小松駅東口でロボットが接客する(仮称)変なホテル石川小松駅前を開業すると報じられました。  白山の眺望に配慮して3階建てとし、客室は109室となる。駅に近い市の公園、日の出1号公園約3,000平方メートルのうち半分を賃貸する。今年秋に着工する。2020年12月に開業するとのことであります。  岩間社長は、北陸は観光、ビジネスにおいて重要性の高い場所。特に小松空港がある要衝で出店を強く希望していた。町並みに合ったホテルとしたいと述べられております。  そこで、7月25日、経済建設常任委員会で新しい時代に合った公共空間を再構築するため、駅東側の日の出1号公園の機能の用途を変更すると報告をいたしております。  この都市公園の廃止について、9月議会の予算内内示会で、8月27日、会派代表者会議で私は、市長、副市長及び吉田総務部長、早松参与、それから議会側として議長、副議長に対して、この案件は重要であり、契約する前に一度全員協議会で強く説明をお願いをいたしております。  しかしながら、起工式が11月27日に終わったと聞きました。当然、契約も済んでいることになります。  この案件は議会承認案件ではありません。だから、全員協議会で説明を求めたのでありますが、市長、なぜ説明をされなかったのでしょうかお答えください。 177 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。    〔都市創造部長 石田賢司君登壇〕 178 ◯都市創造部長(石田賢司君) 今ほど議員のほうから日付もろとも詳細にわたる過程の説明ございました。  なぜ全員協議会で説明されないのかということでございますが、もう一回さかのぼって説明いたしますと、今のホテルにつきましては官による建設費負担を求めているものではなくて、ホテル進出の意思決定につきましては民間事業者のほうに選択権があったというふうに考えております。それで、そういう背景の中で、7月1日に民間のHISホテルホールディングスのほうから進出に対する表明があったというふうになっています。  これを受けて、我々としましては議会に対しましては常任委員会のほうで、7月25日ですが常任委員会のほうでこの進出意向表明があったという話と、それに加えて都市公園の廃止をしますという話を報告しております。  それで全員協議会の話云々ですが、これにつきましては、きのうも高架下の説明あったように、一応小松駅周辺のデザインをどうするかという話をあわせて検討しておりまして、東西広場、高架下の活用含めた計画、そういうものを全体計画が見えた段階で、小松駅周辺デザイン検討会というものに諮りまして、そこで有識者の御意見を伺いまして、その後に市議会の皆様や市民の皆様に意見を聞くというような過程とする予定でございましたので、説明しておりません。今の段階では。 179 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 180 ◯16番(宮西健吉君) この今の説明ですけれども、市長の代弁としておしゃべりになっているということを確認しておきますけれども、それでよろしいんですね。市長が……。 181 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 182 ◯市長(和田愼司君) 答弁者は都市創造部長で今後もお願いします。  宮西議員、やはり勘違いされています。私、その御質問いただいて、行政側の出席者全員を確認いたしました。残念ながらこれは内内示会ですから議事録はありません。あと、議会関係の方も御出席されていましたので、もう一度確認してください。  宮西議員からはそういうお話がございました。しかし、それ一つだけじゃなくて、ちょうど駅東西広場もあります。それから駅ナカもあります。こういったものをトータルで御説明する機会をつくりましょうということで、各議員さんも、出席された議員も、それから宮西議員もわかったと、こうおっしゃったと私はしっかりと記憶をしております。  そういう意味で、なぜしなかったのかと、今ここで突き詰められても非常に心外であります。 183 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 184 ◯16番(宮西健吉君) 市長。私、市長、副市長、そして執行部側に対してお願いをしました。8月ですよ、これ。8月27日ですよ。その後、全員協議会が幾つかありました。9月議会もあります。しかしながら全然、委員会でもその後説明ないでしょう。7月25日以降、先ほど述べましたけれども。  小松駅舎の前ですよ、東口といいましたら。これからの小松駅を展望するために、小松の顔としてパブリックコメントをとってデザインを求めたんでしょう。そういう駅前のことに関して、議会に対してどう思っておるかということ。我々はやっぱりいろんな議論をしながら検討していく。車の両輪であると。市長もたびたび議会と相談して、議会と相談してとよく言われます。  しかしながら、この案件に対しては一切、7月25日に経済建設常任委員会で説明されたきりです。あと一切ありません。確認しております。  ですから、その当時、部長はこの場には出ておいでになりません。ですから、この答弁に対しては市長が答弁すべきだろうというのが一般的常識じゃないですか。いかがですか。 185 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 186 ◯市長(和田愼司君) 常識という言葉を使われると非常にこれもまた心外であります。  さっきも申しましたように、当時の出席者、私どものほうの出席者には全員再度確認して、私が申し上げたこと、また今、部長が答弁されたこと、再確認をしております。  その8月25日という数字をおっしゃいますが、今12月になりましたが、全体像のある程度が、トータルとして御説明したほうがわかりやすいからということでそのとき私申し上げて、各議員も、宮西議員も納得された。そんなふうに理解をしておりますので、もう一度よく記憶をたどっていただきたいと思います。 187 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 188 ◯16番(宮西健吉君) 私、納得しておりません。ですから、今回のこの質問を選んだんです。 189 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 190 ◯市長(和田愼司君) 全員協議会の開催については私に権限があるわけじゃありません。これは議会の中でいろんな会派、また党派、無会派の方もいらっしゃいます。そういう中でトータルで決まってくるものだと私は理解しておりますので、全員協議会の開催が必要だというふうに議会が御判断されるならば、私が説明するのは全くやぶさかではございません。 191 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 192 ◯16番(宮西健吉君) それで通告する前の日ですかね。問取りに課長がおいでになりました。全員協議会で、そういう場所で説明をしていただけますかと、議長にもお願いをしました。議長は市長のところへお願いに行ったと私は聞いております。ところが、市長が出ませんと、こういう話なんです。これ間違いかもしれません。しかし、議長もそうおっしゃいました。市長は出ませんと。部長が出ますと、こう……(「はい」と言う人あり)ちょっと待ってください。(「はい」と言う人あり)ちょっと待ってください。(「話を聞いてからにしろよ」と言う人あり)ちょっと待ってください。僕しゃべってからにしてくださいよ。  ですから、僕は市長が説明をしてほしかったんです。そこなんですよ。(「いいですか」と言う人あり)はい、いいです。どうぞ。 193 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 194 ◯市長(和田愼司君) 部長がどう言われたか私は確認しておりませんけれども、当然これだけ小松市の未来を大きく影響与える案件でございますから、私が説明するのは当然であります。  ですから、この話はもうここでよしましょう。やはり未来志向で御質問を賜りたいと思います。  以上であります。 195 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 196 ◯16番(宮西健吉君) いや、それならそうおっしゃっていただければ、そんな難しい問題じゃないんですよ。  ですから、この案件については全員協議会を日まで決めてですよ、そしてやりましょうというところまで行ったんやけれども、市長が欠席ということなんで、この質問に対しては取り下げしなかったという経緯を申し上げておきます。  それでは、今ほどの件に関しましてはこれで終わらせて、次の議題のほうへ入っていきますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、この案件について、この変なホテルという意味のホテルですけれども、この経緯について、内容を詳細に説明をしていただきたいと思います。 197 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 198 ◯都市創造部長(石田賢司君) 内容につきましても先ほど若干触れるところ重なりますけれども説明させてもらいます。  場所は日の出町1丁目180番地、旧日の出1号公園地内と御解釈いただきたいと思います。  建物の規模ですが、木造の3階建て、延べ床面積は約3,000平米、客室数は109室、レストランを併設しております。  スケジュールにつきましては、令和元年7月1日、事業者よりホテルの進出表明がございました。7月25日に経済建設常任委員会で報告しました。先ほどの点でございます。それで、8月8日に都市公園の廃止決定をいたしました。それで、9月25日に民間事業者と事業用の定期借地権の設定を契約いたしました。11月25日になりますが、ホテルの建築確認申請がおりたという日付でございます。それで11月27日、先ほど申されました現地で、これは変なホテルという名前ではなくて、仮称のまま、(仮称)小松ホテルということで地鎮祭が行われております。最後に一応予定としましては来年の12月開業を目指したいと、こういうふうになっております。  以上です。 199 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 200 ◯16番(宮西健吉君) 今ほど25日に委員会で報告、そして9月25日に契約と、そして27日が起工式とこの流れですけれども、この25日の契約内容は賃貸というふうに聞いているんですけれども、これ何平方メートルを貸して、契約期限が20年だというふうには聞いていますけれども、正確には20年でよろしいのか、何平方メートルを単価、平米当たり幾らぐらいでお貸しになったのか教えてください。 201 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 202 ◯都市創造部長(石田賢司君) 貸し土地面積でございますが1,660平米でございます。  先に年限ですけれども20年間、間違いございません。  それで賃料につきましてですが、市の財務規則187条による普通財産の貸し付けというもので計算しております。これも営利目的の場合というようなことで適用しております。 203 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 204 ◯16番(宮西健吉君) 平米当たり幾らなのかお願いします。 205 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 206 ◯都市創造部長(石田賢司君) 相手方の契約条件に係ることなんで、ここでの発表ということは差し控えたいというふうに思っておりまして、ただ、役所の取り決められました計算式でやっておるということでございます。 207 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 208 ◯16番(宮西健吉君) そうしますと、過去にここを3点セット事業で整備した経緯があります。この公園は。そのときに、僕、記憶のある範囲では1億5,000万円程度の金をかけて整備しておるはずだと思っておるんです。ですから、その土地の簿価があると思います。だけれども、それを賃貸で貸すという中において、平米幾らというのは言えないんですか。僕は契約がもう既に終わってしまっているんですよ。契約前やから言えませんということはできるかもしれませんけれども、市が一体幾らでお貸ししたんですかと、駅前の一等地を。そこなんですよ。もう起工式が終わって、契約が9月25日ですよ。起工式が11月27日に終わって、もう作業始まっているんですよ。それ言えないんですか。どうですか。 209 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 210 ◯都市創造部長(石田賢司君) 相手方のあることですのでというふうに私は言ったつもりなんですが、要は相手方に幾ら幾らという話を、これも契約の秘密主義に当たる部分かなと思っておりまして言えないと言ったわけです。 211 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 212 ◯16番(宮西健吉君) 新幹線。新幹線の工事で市の地面もあります。民間の地面もあります。皆平米幾らぐらいかということは知ってますよ。そんなもん隠してどうなるんですか。税務署に申告せんなんがでしょう。年間。何で言えないんですか。  こういうこともあるから全協を開いて皆さんに説明してくださいというのが僕の思いなんですよ。この議会で言えないということになってくると、部長、ほんなら議会はどういうものなのか、あんた、御存じなんですか。そう聞きたくなりますよ。 213 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 214 ◯都市創造部長(石田賢司君) その辺が民間の進出意向という話を私は配慮してということを言いたいわけなんです。  それで、先ほど計算式はうちの財務規則に従ってというようなことでございますし、土地についての鑑定評価もとっておりますし、その辺の手続的なところは間違いなく進めておるつもりなんですが、相手方が幾ら幾らで貸し与えたという情報を流すという話についていかがかというふうに申しておるわけです。 215 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 216 ◯16番(宮西健吉君) 今の話聞いてますと、このホテルは市が誘致したんですか。それとも進出したんですか。市が誘致したという形であると大分違うんですよ。そこなんですよ。  僕は新聞報道しか知りません。となれば、進出したという形であれば、ある程度のことも言えるかもしれませんけれども、誘致したんでしょう。どっちなんですか。 217 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。
    218 ◯都市創造部長(石田賢司君) これは進出したということでございます。  先ほど議員のほうも向こうさんの7月1日、社長コメント、そっくり言われましたとおりでございます。  繰り返しますが、北陸ということにつきましては観光やビジネスにおいて非常に重要性が高い地域やというふうに認識しとると。特に小松につきましては北陸に入る交通の要衝にあり、出店を強く希望していたということでございまして、向こう様方の進出でございます。 219 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 220 ◯16番(宮西健吉君) これ新聞に、私も新聞に書いてあったから言うたんです。ですから、本意はわかりません。新聞は多分、記者さんが取材をしてそのまま載せたんでしょう。というふうに理解をしております。  後でまた聞きます。これで時間が過ぎると時間がなくなりますので、後でまたお聞きします。  それでは、今の内容について詳細にという形で説明をしていただきました。  次に、新幹線駅舎について質問をいたします。  新幹線駅舎と東口都市公園と2つこう書いてありますけれども、一つ一つ質問していきたいと思います。  鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、11月28日ですか、7月に入札不調となった小松、加賀温泉、福井駅の2回目の入札を実施したと。見積活用方式を採用して、小松駅舎は52億5,000万円、奥村・トーケン・中東特定建設工事共同企業体(JV)が落札したと報じられました。工期は2年8カ月です。今年度から着工する見通しになっていますと、そう報道されております。  11月26日の午後、北陸新幹線議員連盟で鉄道・運輸機構を視察、研修を行いました。後日、12月2日、私は鉄道・運輸機構を訪ね、駅舎の外壁の高さ、これ22メートルなんです。幅、当初20メートルのものが2メートルほど広くなって駅前東広場が少し鉄道・運輸機構が市から、お金を払って買収しとるんです。そのお金が市のところに、管財課へ入っているはずです。2メートルふえた分で311平米、鉄道・運輸機構が市から買収をしております。  そうすると、従来の新幹線駅舎が20から22に広がったということなんです。ということになれば、東側のロータリーになっておりますあの駅舎の広場が2メートルほど小さくなったというふうに理解をしていただきたいと思います。  そして、新幹線の外壁の高さが22メートルなんです。これ22メートルいうたら、部長、大体建屋でいうと何階建てぐらいのもんになるんですか。お願いします。 221 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 222 ◯都市創造部長(石田賢司君) 質問通告外ですけれども、6階から7階相当だと思います。 223 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 224 ◯16番(宮西健吉君) そうしますと、今まで前部長、石田部長はことしの4月からですけれども、前部長にしても大体3階建てというふうに我々に説明をしておりました。  しかしながら実際は6階から7階、今おっしゃったとおりなんです。となってくると、この庁舎の6階、外から眺めてどの程度か大体感覚的にわかるはずです。それだけの建物が建ちますよということなんです。そして、広場が2メートル小さくなっておると。  その駅東広場の横にある日の出1号公園がホテルになると。せっかくこの空間というものを大事にしながら、この小松駅の東口というものを、みずから市が地面を賃貸、20年で貸して、何でそこにホテルを建てるのかなと。それは景観に配慮して3階建てってこうおっしゃいますけれども、その理屈が僕わからないんですよ。ホテルが進出されたんであれば、ほかにまだ場所がなかったのか。こういうことも危惧されるんです。  後でまた質問しますけれども、次に、小松駅東口の周辺の公園なんです。  25日の経済建設常任委員会で小松都市公園の廃止といってこういう資料が出ております。ここに書いてある日の出1号公園が3,000平方メートル、そして土居原1号、それから市民公園、これ全部西口なんです。東口で駅前というと日の出1号公園、要するにフォレスタ小松駅というマンションがあります。多分、こまつの杜のほうです。そこに3,000平方メートルの日の出1号公園があって、そしてその横にこまつの杜、これが2万平米なんです。これは23年につくられたのかな。そして、26年にサイエンスヒルズが完成し、それが3,816平米になっとるんです。それはどういうことかというと、駐車場を抜かしてあとの建屋を含めてサイエンスヒルズこまつという形になっておるんです。ですから、こまつの杜はこれ民間なんです。(株)コマツが小松市のためにこまつの杜をつくってくださったと。これは感謝すべきだろうと思います。  ですから、そこの日の出1号公園の半分以上ですね。今、先ほどお聞きしましたら1,660平米ですから。そうしますと3,000平米から1,660平米がなくなりますよと。そこにホテルが建ちますよという格好になるんです。  ですから、こういうところになぜ、そのホテルの数が足らないとかそうおっしゃいますけれども、将来のためにそういう大手のホテルが進出したと、こういうふうにいいほうに解釈すればそうなります。  しかしながら、せっかく駅東口の広場として、景観を配慮し、そしてこまつの杜の930Eダンプですか、あれを展示しながら、その横にホテルができる。せっかくのこの小松駅東口のこの空間というものをどう考えておいでるのかなということなんです。  この案件につきましても、小松市には都市計画審議会、これ諮ってますか。諮ってないんじゃないですか。いかがですか。 225 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 226 ◯都市創造部長(石田賢司君) 都市公園と、いろいろそれの廃止について都市計画審議会に諮ったのかというようなお話だと思いますが、計画決定公園につきましては都市計画審議会の審議事項でございます。  ただ、今のこの旧日の出1号公園につきましては、それとは別の都市公園と。公園には2つあるんですが、そちらのほうに属しますので、都市計画審議会に諮る公園ではないということで、諮ってはおりません。  それと、今ほどの駅舎の高さの関係で少し誤解があるのかなというふうに思って、そこだけ言わさせてもらいますと、先ほど総高さ22メートルについてというようなことで、階数にすれば何階だということでお答えさせてもらいましたが、前任の部長さんのお名前も出てきましたが、3階建てというのはあくまでプラットホームの高さを言っておる。それで、そこは誤解的なところがあるなと。電車に乗り込むプラットホーム、これの高さが大体3階程度ですと、こういうことを言っております。  それで、この公園を潰してということでございますが、これは7月25日にこの公園を廃止しますよというときにも御説明しておりますが、今の1号公園の代替施設としてカウントできる公園という、緑地ですね。緑地としてこまつの杜、サイエンスヒルズ、これがもともとある3,000平米を大きく上回っておるのでという説明をさせてもらっております。  これは、駅東等の区画整理時において、区画整理事業で面積の3%の緑地をとりなさいという規定がございましてそれで設けられた緑地帯、広場でございます。その後にこまつの杜、ヒルズができておりますので、その役割を終えたというようなことでございます。  それで一等地云々と言われておりますが、その中でほかに土地がなかったのかということでございます。土地がなかったという答えが、そういうような答えにしかならんと思いますが、相手の希望ということと我々の活用の仕方、あと駅周辺の構想、これを踏まえましてそこに、相手の意向と我々の意向がマッチングしたとういことでございます。 227 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 228 ◯16番(宮西健吉君) こういう話というのは、7月25日に経済建設常任委員会、その後一回も説明ないんですよ。そういう隠そうというか、議会に対して報告しなくていいというか、そういう機運があるんじゃないかなと。  何でこういう気持ちになるかといいますと、じゃ、ほんなら9月議会のときに空港の時間を1時間延長するときもそうです。ここに座っておいでる行政管理部長もおいでになります。議会に説明したのはいつだったですか。9月3日でしょう。周辺協には7月3日かな。何か知らんけれども、議会を何かなめとるというわけでもないんでしょうけれども、その説明が、報告であろうとも、やっぱり毎月委員会があるわけですから、そういう説明をすることによって議論ができるんじゃないんですか。  こんな本会議でこんな議論するのもちょっとおかしいなと私は思ってますよ。しかし、しかし、それを言わないから。だから問題なんですよ。だから、こういう質問がこの場で僕がするはめになったというか。本来なら委員会でいいんですよ、こんなものは。しかし、しかし、承認案件ではないからといって、私がお願いした全員協議会も開催しない。そうなってくると、議会というものをどのように考えておるのかなというふうな、そういう積年が少しずつたまっていくんですよ。  本来なら、私だけじゃなくて皆さんの考え方も皆さん持っておいでになります。それを聞いた上でどうするかということが、市長がよくおっしゃる議会と議論を重ねてということになるんですけれども、それなってないでしょう。  ですから、こういう質問のときに、いや、これは言えませんとか。それはまた委員会で聞いてもらえばいいと思います。委員会なら言えるでしょう。と僕は思っております。  ですから、このホテルがここに建つということ。  それから、もう一つお聞きします。このホテルの進入道路というのはどういう計画になっていますか。ないんですか、あるんですか。 229 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 230 ◯都市創造部長(石田賢司君) 先ほど建築確認済みというのが11月25日におりたばっかりでございます。我々は情報として持ち得とるのは7月1日、発表されたときのあの平面の話と、完成予想図のパース、これで、あとの詳細はいただいておりません。  それで、その中で話としましては、今の駅の東口のロータリーの部分で乗りおりしていただくというようなことで、ホテル専用の道路というものは持ち合わせてないという話でございます。 231 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 232 ◯16番(宮西健吉君) ここに図面持ってきたんですよ、地図。日の出1号公園のところに道がない、公道がないんですよ。物を搬入するとき、どうやって入れるのか。そういう説明も、課長も私にされました。  そうすると、この進入路の道がないのにホテル。いや、駅から来るお客さんだけで結構なんですかということになるんですよ。せっかく進出していただいたんであれば、ここに入る道というものをどのように考えているかというと、今の質問ですと答えになってないじゃないですか。道はつけないのか、つけるんですか、どっちなんですか。ホテルに入る道はあるんですか、ないんですか。つけないならつけない、つけるがならつけるとおっしゃってくださいよ。 233 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 234 ◯都市創造部長(石田賢司君) 先ほどから言ってますように、従来の東口広場、これは道路敷というふうな位置づけになっております。それに接道する建物ということになっています。広場を接道前面道路と捉えておるわけではございません。  それで、大概の方は、このホテルにつきましては、電車、飛行機かなというふうに思っておりますが、駐車場については専用の駐車場はつくらず、公共駐車場、これを借りていただくというようなお話でございます。 235 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 236 ◯16番(宮西健吉君) この東口広場ですか、駅東の。ロータリーになっとるんやけれども、これももう一回改修して線引き、引き直しせないかんやろうと思ってます。  ですが、この日の出1号公園のところにできるホテルは、こまつの杜寄りなんですよ。現場見てきました。そうすると、フォレスタ小松駅前というマンションと、今できるホテルの間が通路になります。通路になるけれども、それは公道ではありませんということなんで、じゃ、そんならここにホテルが建ち上がりました。物資を必要なときに入れようとしたときに、この駅東口のロータリーのところから押し車で物を運ばんなんという格好になりますけれども、そういうホテルなんですね。道はつけないんですね。  例えばこのフォレスタ小松駅の裏側、要するに東側ですね。あこに市道があるんですよ。市道が途中で切れとるんですよ。この市道が全く死んでしまっとるんですよ。そういう形の中でここにホテルと。  そうすると、まず車のお客さんはまず来ないと思います。じゃ、駅のお客さんだけというふうな解釈すると、せっかく進出されたのに、これどうなんでしょう。やっぱり金沢と違って、ここは小松ですよ。ですから駐車場が必要であるというのは常識的な判断をした場合に、ここでやること、ホテル建てることについては、その景観のこともありますけれども、そういった機能的なことについてもしっかり議論してこの場所を選んだのか、その辺もちょっと僕理解できないんですけれども、いかがですか。 237 ◯議長(出戸清克君) 都市創造部長、石田賢司君。 238 ◯都市創造部長(石田賢司君) HISホテルホールディングス株式会社でございますが、ハウステンボスのところにホテルをつくったということが第1号のホテルでございまして、東京とか大阪、京都、福岡、こういう俗に言う都会といいますかそういうところで開業を続けておるホテルでございます。  それで、小松のところも当然現地を見ての判断をしております。そういう都市型ホテル、従来そういうまちの中のホテル、こういうことは逆に当たり前ですよというような言い方でございます。  それにつきましては、民間の事業者が決定する話なので、それに不便があるのかないのか、民間のほうでの判断、これに委ねるしかございません。 239 ◯議長(出戸清克君) 宮西健吉君。 240 ◯16番(宮西健吉君) 今の答弁聞いていますと、そうすると民間、民間と言うけれども、市が地面貸すんでしょう。普通、民間なら民地を探してホテル建てましょうと、こう出てくるんやけれども。  例えば金信の跡地、あれどうしたんですか。9月議会です。等価交換したんでしょう。あこで10階建てのもんが建つとぐあい悪いと、景観上ぐあいが悪いということで等価交換したんじゃないんですか。そこまでやっておりながら、ここの場合だと何かしっくりこない。  だから、駅舎にしてもそうですよ。プラットホームが3階建てぐらいですよって。僕は言いたいのは、外から小松駅の外壁を見たときにどれぐらいの高さなのかなと。せっかく鉄道・運輸機構が図面を描いて、A、B、C描いて、パブリックコメントをとって、審議会に諮って決めた駅なんですよ。これから小松駅の顔なんですよ。その顔に泥を塗るようなところに、3階建てかもしれませんけれども、場所がここでよかったのかなという気がするんですよ。  ですから何で、要するに(株)コマツも応援してくれたこまつの杜の横に、3階建てとはいえ、なぜこんなものを建てるのか。そういう議論をもっと慎重に議会とも僕はやっていただきたい。全く議会無視で、事がどんどんどんどん進められてる、これが最大の欠点かなと。我々の役目は一体何かということなんですよ。  ですから、賃貸の単価が妥当な単価なのか。それは言えない。かなめは全部はっきりしないんですよ。そうしてくると、何をやっとっても前へ進みません。契約が終わったんでしょう。契約前ならわかりませんよ。それはちょっと言えませんと、それはわかります。  ですから、こういう案件については委員会できちっと説明をし、そして委員会に了解をもらうと。報告は報告事項かもしれませんけれども、小松市にとって大変重要な場所なんです。それを踏まえてどうしようかということを、議員さんと一緒に議論すればいいんじゃないですか。そんな難しいことじゃないと思いますよ。それを隠そう隠そうとするから、こういう何かわかりにくい説明になってくる。  ですから、これから令和元年の質問はきょうで終わりますけれども、令和2年に入りましたら、やっぱり執行部側とし、委員会でもきちっと報告すべきことは報告していただきたい。そして、議論を重ねて、いい小松市をつくろうじゃありませんか。私はそのように思います。 241 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 242 ◯市長(和田愼司君) 部長の答弁に少し言葉足らずがあるようでして、それはおわび申し上げます。  HISホテルというのはやはり大変知名度も高くて、私どもは進出表明聞いて大変ありがたく思いました。これで小松の駅前のブランド価値も上がるなということが一つ。  それから、お客様はいわゆる飛行機とか新幹線とかそういう利用客を考えておりますということでございますので、道路云々の話は、物品の持ち込みの問題はありますけれども、これはお互いまたこれから考えていくんだろうと思います。多分ヒルズとの間の道を使うというふうになると思いますし、今、工事のときもそういうふうになっていると思います。  もう一つは、日の出1号公園という話ですけれども、そういう広場になりまして15年たったんですね。宮西議員、どんなふうにごらんになっていますかね。ほとんど使われない。スケボーで利用されてて、それが問題だということで私どもは高架下のほうにその場所を使わさせていただきましたけれども、それ以外ほとんど使われてない。これはやはり横に大きなマンションがあって、大変死角になるんですね。ですから、いろんな蛍光灯だとかいろいろつけましたけれども、やはり暗い。犯罪の素地がある。そういう場所であったのも事実です。  今回、このホテルが建設されて、そしてマンションとの間を非常に明るくするということをホテル側も言っておりまして、ヒルズとの通路もきちっと確保しますということですから、私はさまざまな、これまでと違うもちろん状況ではありますけれども、非常に価値のある進出であり、それから駅東のブランド力が増すものになるというふうに思っておりますので、今後とも御協力お願い申し上げます。 243 ◯16番(宮西健吉君) 今、最後に市長説明されましたけれども、それは市長の考え方、私は私の思いというものがあります。ですから、違うこともあるでしょう。だけれども、そういう議論することが僕は必要だと思っとるんです。  ですから市長は市長の考え方、だから私は私の考え方を申し上げて、ここは景観上いかがなものかということを申し上げたんで、それをお互いに話し合うことによってお互いに理解をして、いい方向に行くようにするのが僕は議会だと思っております。(「答弁お願いします」と言う人あり)市長、もういいです。もう時間終わってます。 244 ◯議長(出戸清克君) 市長、和田愼司君。 245 ◯市長(和田愼司君) お静かに願います。  7月25日、常任委員会で御説明させていただいているようです。宮西さん、会派代表でいらっしゃいますが、宮西さんの会派の議員の方もそのメンバーだろうと思います。当然、報告を聞かれているというふうに思いますので、全然聞いてないとか極端なやはり説明をされますと、担当部長も少し困っているという状況でありますので、今後ともお互い相互理解でまいりましょう。 246 ◯16番(宮西健吉君) 議長。(「終わりや、終わりやぞ」「何で、終わってから言ってるじゃない」と言う人あり)まあまあ。(「時間切れ」と言う人あり)もうちょっと、もう1分だけ待って。(「時間切れ」「議長采配」「向こうが時間切れ、終わって言うてきたんだよ」と言う人あり) 247 ◯議長(出戸清克君) 最後に締めだけ。 248 ◯16番(宮西健吉君) 私も会派の代表でありますので、委員のメンバーから聞いております。聞いておるからこそ言えたんですよ。聞いてなかったらこんなこと言えませんよ。それを説明をしなさいというのが私の原点です。  終わります。 249 ◯議長(出戸清克君) 以上で通告による質疑並びに質問は終わりました。  ほかに質疑並びに質問はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 250 ◯議長(出戸清克君) 質疑・質問なしと認めます。これをもって質疑並びに質問を終結いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎議案の委員会付託 251 ◯議長(出戸清克君) ただいま議題となっております市長提出議案第65号外10件については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおりそれぞれ所管の委員会に付託をいたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎次会日程報告 252 ◯議長(出戸清克君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  明11日から19日までは委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 253 ◯議長(出戸清克君) 御異議なしと認めます。  よって、明11日から19日までは委員会審査等のため休会することに決しました。
     次会は、12月20日午後1時30分から会議を開き、委員長報告、質疑、討論及び採決を行います。  ───────── ◇ ─────────    ◎散会の宣告 254 ◯議長(出戸清克君) 本日はこれにて散会いたします。       散会 午後 1時55分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...